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F650GS 2017車検整備 その3 フロント周り整備(後編)

フロント周りの整備の続きです。

右側ホイールベアリングの点検。
指を入れて回して点検します。
大きな抵抗なく、滑らかに回ります。
ガタもないので異常ありません。
右側のこちら、国産車には必ずあるオイルシールがありません。
ベアリング自体のシールだけで、ボール部のシールをしています。
やっぱり国産車とは違います。

左側ホイールベアリングの点検。
こちらも異常はありません。
こちら側は国産車と同じようにオイルシールが装着されています。
オイルシールのリップ部はグリスアップしておきます。

アクスルシャフト。
約1年前にタイヤ交換した際にグリスを塗っておきました。
そのせいもあってか錆などなく状態は良好です。
再びグリスを薄く塗っておきます。
防錆が目的なのでごく薄くで良いでしょう。
ネジ部にはスレッドコンパウンドを塗布しています。

ブレーキキャリパーマウントボルト本締め。
アクスルシャフト、アクスルシャフトクランプボルトなどと合わせて、
規定トルクで本締めします。

ブレーキフルードのリザーバータンク。
むやみに蓋を開けられないために、国産車だと蓋を押さえる金具が
ネジ止めされていたりしますが、そういった物が見当たりません。
しかし、蓋を回して緩めようとしても緩みません。
よく観察すると、ストッパーらしきものがあります。
そこで、

ストッパーを押し込みながら蓋を回して緩めます。
ちょっとコツがいりますが、少しずつ作業すれば緩めて外せるはずです。
無理に回して外そうとすると、きっと壊れるので要注意。
バイク整備は、「無くさない、壊さない、汚さない。」

蓋を外した状態。
ふたの内側のツメがストッパーに引っかかって回り止めになるのが分かります。

フルードの状態。
茶色くなってますねぇ。
交換しましょう。

マスターシリンダーのエア残り確認。
マスターシリンダーにはエア抜きのためのブリーダーボルトがありました。
そこで、作業の主目的はフルード交換なのですが、ここのエア残りを確認してみました。
結果としてはエア残りはありませんでした。

装着されているマスターシリンダーは横置きです。
国産車の横置きマスターシリンダーだと、マスター本体には
エア抜きのためのブリーダーボルトはありません。
やっぱり国産車と違う・・・。

さらに、リザーバータンクの下には錘のようなものがついています。
ラバーマウントされたタンクの振動を抑えるためでしょうか?

キャリパーからの古いフルード抜き取り。
これは作業自体は国産車と同様です。
しかしキャリパーはイタリアブレンボ製、
国産車では使われない11mmのレンチが必要です。

ちなみにレンチの側面を赤く塗っているのは、
10mm、12mmと見分け易くするための改善です。

ブリーダーボルトに残ったフルードの洗浄。
パーツクリーナーには細い金属ノズルを取り付けておきます。
ノズルをブリーダボルトの中に入れて洗浄します。
フルードが吸湿して錆を呼ばないための対策です。

フルード交換完了。
上限までフルードを満たします。
ダイヤフラムに破れなどがないことを確認し、
元の位置にセットして蓋を戻せば作業完了です。
作業中、もしもフルードをこぼして車体に付着させてしまった場合は、
水で流しておきましょう。
フルードが付着したままだと、徐々に塗装などを傷めてしまいます。

ブレーキレバーの根元部分。
正確には分解しないとわかりませんが、グリスががなく、
潤滑状態があまり良くないように見えます。
永く快適に乗るためには、レバー回りの潤滑も大切です。
クラッチレバーと合わせて分解、潤滑することにしましょう。

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