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F650GS 2017車検整備 その9 クーラント交換

クーラントも交換します。
・・・しかし・・・。

リザーバータンクの取り外し。
む、クーラントがほとんど入ってないぞ。

リザーバータンクからのクーラント排出。
入っていたクーラントの量はMINレベルのはるか下、50ml位でしょうか。

エンジンのクーラントドレンボルト。
シリンダーの前側にあるので緩めます。

エンジンからのクーラントの排出。
ドレンボルトを外すと、勢いよくクーラントが排出されるので
オイルパンで受けます。
ドレンボルトの位置はエンジン上部に位置しています。
なので、クーラントの残りが少なくなると、ダラダラとエンジンをつたって排出され、
エンジンがクーラントまみれになってしまいます。
後で水で流しておきましょう。
抜き取ったクーラントに目立つ汚れはありませんでした。


アンダーガードの取り外し。
オイルクーラへ接続されるクーラントパイプを取り外すために、
アンダーガードも取り外します。

オイルクーラーのクーラントパイプ取り外し。
ここがクーラントの流路の一番低い位置になります。
取り外して残っているクーラントを排出します。

ドレンワッシャの交換。
銅ワッシャを新品にしておきましょう。

注入するクーラント。
規定量は1.3リットルです。
濃度は50%にしました。

クーラントの注入。

エア抜き。
ウォーターポンプ上部にエア抜きのためのボルトがあります。
緩めてエア抜きをしながらクーラントを注ぎます。

ラジエーターキャップ。
本来ならばテスターで加圧テストするところですが、持ち合わせていないので
目視だけでも点検しておきます。異常なさそう。

リザーバータンクへのクーラントの注入。

作業終了後、試走してみました。
気温が低いのにも関わらず、ファンが回りっぱなしです。
水温計の水温も高く、オーバーヒート気味です。
ラジエーターを触ってみると、右側だけが熱く、左側は熱くありません。
エア残りを確認してみましたが、問題ありません。
どうして???

<推測される原因1 サーモスタットの故障>
この車両、国産車と違い、ラジエーター右側に冷却水の入口と出口があります。
サーモスタットはラジエーターに内蔵されています。
水温が上がるまでの間、ラジエーターに入った冷却水は、ラジエーター全体を回ることなく、すぐに出てきます。
水温が上がってくると、サーモスタットが作動し、ラジエーター全体に冷却水が回って冷却される仕組みです。
サーモスタットが作動しないと、今回の症状になる可能性がありそうです。

<推測される原因2 サーモスタットの故障>
ウォーターポンプの故障
Webで検索すると、この車種、ウォーターポンプが故障することが多いようです。
ウォーターポンプが故障し、冷却水が回らなくなっても今回の症状になります。

そういえば、オーナーが私の自宅に車両を持ち込んだとき、ファンが回っていました。
気温は低く、渋滞を抜けてきたわけでもないので、元々そういうバイクなのかなかあ、
となんとなく考えていたのですが・・・。


1週間後、再度試乗してみると、上記不具合はありませんでした。
冷却経路にエアが残っていたのではと推測されます。
ただし、リザーバータンクが元々空っぽだったことは事実なので、
経過観察をしっかりしていくことにしましょう。

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