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CL125 その81 クランクケース組立て

クランクケースを組立てます。

メネジの清掃。
組立て前の下準備として、全てのメネジにタップを通して清掃します。
ムシレを防ぐために切削油をつけて作業します。

タップの駆動。
能率アップのため、電動ドリルでタップを駆動して作業しました。
メネジに対してタップを垂直に保持するために、
タップとドリルの間にユニバーサルジョイントを挿入しています。

オイルシールの挿入。
これはシフトドラムの端部が貫通する部分です。
ニュートラルスイッチがケースの外側にあるので、シフトドラムの端部が露出しているのです。

シフトドラムの開口部の面取り。
シフトドラムは中空になっていて開口部があります。
開口部のエッジは面取りされていなかったので、リューターで面取りしておきます。
今さらシフトフォークの引っ掛かりの原因にはならないと思いますが、
気持ち悪いので面取りしておきます。

シフトドラム・フォークの組込み。
アッパーケースに中身を組込んでいきます。
シフトフォークにシフトドラムを通し、ピンを入れて大型のベータピンで留めます。
塗っているのはレッドラインのアッセンブリールブです。

シフトドラム端部。
オイルシールのリップがめくれたりしていないことを確認します。

シフトドラムストッパーピンの組込み。

ミッション組込み準備。
ベアリングリテーナー、メタルの位置決めピンを組込みます。

ミッションの動作確認。
ミッションを載せ、実際にシフト動作をさせて問題がないか確認します。

キックシャフトの組込み。

ケース合わせ面へのノックピン組込み。
元々のノックピンは酷く錆びていて再利用出来なかったので、新品に交換します。
フィリピン製でした。

クランクシャフト搭載。
これで全ての中身が載りました。

仮組み。
一旦ロワーケースを載せて、上下ケースがピタリと合わさることを確認します。

合わせ面のカエリ確認。
仮組み確認後、一旦ミッションやクランクを取り除き、本組みの準備をします。
合わせ面にカエリがないか、砥石を当てて確認します。

脱脂。
液体ガスケットでシールするため、合わせ面をアセトンで脱脂します。

液体ガスケットの塗布。
合わせ面にスリーボンドの1215を薄く塗ります。

オイルシールの組込み。
これはカウンターシャフトの端部です。
クラッチのプッシュロッドが貫通します。

アウトプットシャフトへのオイルシールの組込み。
シャフトのスプロケ固定プレートが入る溝の角が尖っていました。
そのままオイルシールを挿入すると、オイルシールのリップを傷めてしまいそうだったので、
ビニール袋を被せてから挿入しています。
倒立フォークにオイルシールを組込む時にもよく使う方法です。

ケース結合前の最終確認。
忘れ物がないか、しっかり確認します。

ロワーケースへのオイルセパレーター組込み。

ロワーケース搭載。

締結ボルトへのスレッドコンパウンド塗布。
塗布は筆付きのボトルが便利です。

ボルトのセット。

トラブル発生。
ボルトは錆の酷い物もあったので、全て新品に交換したのですが、
そのうちの4本の長さが間違っていました。
本来の長さより5mm長いものが納入されていました。
左が元々の物、右が新品です。
仕方がないので、元々のボルトを使用。

アッパーケース側からのボルトの挿入。
ほとんどのボルトはロワーケース側から挿入されますが、
2本だけはアッパーケース側から挿入します。

締め付け。
トルクレンチを使って内側から外側へ、
少しずつ締め付けます。

上下クランクケースの組立て完了。
次はシフターやクラッチを組み付けていきます。

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