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CL125 その9 ちょっと立ち止まってみる

・・・この車両、次々と不具合箇所が見つかってしまいます。
依頼主が一応乗っていたこともあるので、そこそこ整備してから一旦エンジンの調子をみるために
試乗してみようかと考えていたのですが、どうもそんなレベルではありません。
フルレストアに近い作業が必要になりそうです。

単純に整備がされてこなかっただけならまだ良いのですが、
過去に一度かなり分解されて再塗装されたようです。
どうやらその組立て時に部品を間違えたり無くしたりしています。
ボルトの締結も適当、グリスアップもほとんどされていません。
見てくれは良くなったかもしれませんが、機能としては酷いもんです。

ということで、徹底抗戦(?)します。
このCLが私の所に来たのもきっと何かの縁でしょう、元気に復活させます!
焦っても仕方ないので今回はちょっと立ち止まり、途中まで分解された状態の車両を
じっくりまた見てみることにします。
パーツリスト、サービスマニュアルも取り寄せ中だし。

現在の状態。
タンク、ハンドルスイッチ、前後ホイールなどを取り外してあります。

気になっていたフロントブレーキトルクロッド取付け箇所。
左のメネジにトルクロッド固定ボルトを締め付けますが、
なんだかメネジの状態が怪しいのでじっくり点検します。

フェンダー取り外し。
こんなに曲がっているのはおかしいと思うんですが・・・。

メネジの状態。
どうもネジ穴の入り口部分には元々ネジが切られていないようです。
奥の方のネジ山は問題無さそうでした。
ヘリサート修正しなければならないかもと考えていたので一安心。

シート下のハーネスの状態。
ここはメチャクチャです。
配線図上ではバッテリーのプラスからの配線にヒューズが入っているはずなのですがそれがありません。
6Vとはいえバッテリーの内部抵抗は非常に小さいので、ヒューズがないと
ショートしたときに大電流が流れて最悪は配線が燃えます。
また、必要以上に長いハーネスが折り返してあります。
過去に適当に修理されたか、それともこの車両用の物でないのかも。
ちなみに中央手前に写っているのは電解コンデンサー、ではなくて
ウインカーリレーです。昔は大きかったんですね。

ポイント。
エンジンのポイントカバーも開けてみました。
接点が焦げたりもっと酷い状態を想像していたのでちょっと拍子抜け。
調整方法は・・・取り寄せ中のサービスアニュアルを見ながらやってみましょう。
私はポイントの調整は未経験なので。

ドライブスプロケット取り外し。
ドライブスプロケットの押さえが無くなっていることは以前書きました。
影響を確認するためにスプロケを外してみると、クランクケースがチェーンに削られていました。
早く気が付いて良かった。

外したチェーン。
クリップでジョイントされていたので簡単に外せました。
サイズは428でリンク数は120でしたが・・・標準は何リンクなんでしょうか?
というのはチェーンが伸びまくっているのは事実ですが、それにしてもチェーンアジャスターが
目一杯ひいてありました。本当はもっと少ないのではと思うので、
これも調べて交換しましょう。

ステム下。
摩擦式のステアリングダンパーが付いているのですが、
本来あるはずの割ピンが付いていません。

本当に不具合だらけです。
焦らず確実に整備していきましょう!

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