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叔父さんの工具

2020/10/4掲載

残暑の頃、母と一緒に叔父の仕事場を訪れました。
目的は工具を譲り受けるためです。


叔父は建具店を営んでいます。
ふすまや障子、扉などを製作する仕事です。
仕事は結構あるようなのですが、叔父も70歳を過ぎ、病気の影響で体の自由もききにくくなってきたので、
仕事納めをすることにしたそうです。

建具の製作には多くの機械や工具を使います。
仕事納めでそれらが不要になるので、一部を譲ってくれるとのことで声をかけてくれたのでした。
私はバイクいじりだけでなく、たまに木材で物を作ったりしているためです。
数年前には娘の誕生日の記念に椅子を作りました。
最近は母のベッドを作ったりもしています。

訪れた仕事場。
木材加工用の機械がひしめきます。
私が小学生位の時でしょうか、工作に使うために木っ端(こっぱ)を貰いに来たことがあったっけ。

叔父は私に譲る小型の電動工具をあらかじめ揃えておいてくれました。
小型の丸鋸、ボール盤などです。
それとは別に欲しいものがあれば持っていけ、というので物色させてもらいました。

プレス機。
自動車整備で使うプレス機とは随分違います。
幅は3mほどあり巨大です。
ドアなどの接着組立時の加圧に使うそうです。

丸ノコ盤。
高精度、高能率で切れることでしょう。
ですがさすがにアマチュア用途には大きすぎ、重すぎです。
電源も三相200Vなので一般家庭では使えません。

譲り受けた工具。
作業台1組、小型丸ノコ2台、電動ドリル2台、振動ドリル1台、ディスクグラインダー1台、
ジグソー1台、サンダー2台、小型切断機1台、ボール盤1台、等々。
ディスクグラインダーや電動ドリルは、私も既に所有しています。
そのことは叔父にも伝えたのですが、持たされたので譲り受けてきました。

私のもとにも主にバイク整備用に揃えた工具が少なからずあります。
愛着のある工具です。
しかしそれらの工具、いつかは私が使わなくなる日、使えなくなる日がきます。
そんな時、自分ならそれらをどうするだろうか。
手っ取り早く片付けるなら、売ってしまうことです。
たいがいの物なら買い取ってくれる出張買取サービスなんかもあります。
しかし購入価格の高い工具であっても、買取金額は二束三文でしょう。
それならば売ってしまうよりも、知っている誰かに使ってもらえれば嬉しい―。

・・・叔父もそんなことを考え、工作好きな甥の私に声をかけてくれたのではないか。
帰り道、工具の重さで後ろ下がりになった車を運転しながら、そんなことを考えました。
叔父さん、ありがとう、大事に使うね。
ちょっとずつメンテナンスも始めたよ。