作業ミスが原因で、ピストンサークリップを噛み込んでしまい、 シリンダーをお釈迦にしてしまったのは前述した通りです(ToT) 打痕が深くボーリングでは修復不可能と思われるため、 代わりのシリンダーを入手しなければなりません。 しかし、シリンダーは既に廃盤となっていてヤマハからは購入できません。 そのために中古を探すことにします。 ヤフオクで購入した荷物が届きました。 中身は・・・、 エンジン! 説明によると、始動は出来たもののクランク周りから異音有り、 右ピストン抱き付き有りとのこと。 欲しいのは右シリンダーなので使えるか不安はありましたが、 ボーリングすれば多分使えそうなこと、値段も8,000円と安かったので落札しました。 送料は結構かかるかなと思っていましたが、意外に安くて1,750円でした。 (重さ40キロ、神奈川→長野) アーシング? 分解前にちょっと観察してみましょう。 見慣れない配線があるなあと思ったら、どうやらアーシングのようでした。 一時期流行ったなあ。 ヘッド。 キャブへクーラントを流す取り出し部にメクラがされています。 キャブヒーターの無い1KTのキャブでも装着してたのかな? 排気ポート周辺。 排気漏れしていたようでオイルでドロドロです。 分解開始。 まずはお目当ての右シリンダーを外します。 抱き付き有りとのことでしたが、どうやら錆びを噛み込んだようです。 ピストンの取り外し。 シリンダー以外にも程度の良い部品があれば使いたいので全バラにします。 自作のピストンピンプーラーを初めて使ってみましたが、 ちゃんと機能してくれて無事にピストンピンが抜けました。 クランクシャフト。 この状態で簡単に判るくらいコンロッドベアリングはガッタガタです。 錆びてしまっています。 クランクシャフトAssyは鉄クズです。 取り外したシリンダー。 シリンダーは0.5mmくらいボーリングすれば十分使えそうでした。 また、YPVSもほとんど磨耗しておらず使えるレベルだったので 洗浄してストックにしておきます。 |
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