私は現在、長野県松本市に住んでいます。 しかし子供の頃、父の仕事の関係で長野県内を中心に何回か引っ越しました。 今回行った木曽町福島には小学校2、3年の時に2年間住んでいました。 また、その時に隣の上松町の赤沢自然休養林(赤沢美林)に家族で観光に出掛けました。 久々に行ってみます。 自宅出発前。 日帰りツーリングなので荷物は少なめ。 桜。 道の駅「木曽ならかわ」にて。 木曽路の春は遅いです。 松本の自宅周辺ではすっかり葉桜ですが、ここではまだ咲いていました。 展示されていた長野冬季五輪のメダル。 もう20年以上経つのか・・・。 そして明日で平成も終わり。 到着。 自宅出発から約2時間、最初の目的地の赤沢自然休養林に到着。 ここでは、復活運転されている森林鉄道に乗ります。 バイクは吊橋近くの指定場所に駐車します。 駐車料金は150円でした。 森林鉄道の乗車券。 切符は、焼印が押された木札です。 粋ですな。 料金は800円。 乗車。 トロッコ列車に乗ります。 走行中。 美しい木々、渓流を横目に、ゴトゴトとゆっくり走ります。 車窓から眺める渓流。 30年以上前と同じで、水は透明で綺麗でした。 ただ当時、森林鉄道は廃止と復活の間の時期で、運行されていませんでしたが。 客車。 ディーゼル機関車が5両の客車を引きます。 ディーゼル機関車の付け換え中。 帰りの運行に備えて、機関車を客車の反対側に回します。 「機回し」と呼ぶそうです。 機関車をバックに記念撮影中の外国人観光客。 他にも何組か外国人観光客が訪れていました。 日本中で外国人観光客が増えていますが、 それほど有名でもない山奥のここまで訪れていることに驚きです。 戻っていく列車。 これに乗ることも出来るのですが、散策しながら歩いて戻ることにします。 留置されていた貨車や客車。 オモチャみたいで面白い。 木製の客車は、朽ちて壊れてきてしまっているのが残念。 連結器。 楕円形のリングに、お互いの車両のピンを差し込むだけ。 シンプルです。 保線のための工具の展示。 森林鉄道記念館に展示されています。 この手動ドリル(ハンドボール)、使ってみたいなあ。 レールを曲げる工具。 車庫の中に立てかけてありました。 「ジンクロ」と呼ぶらしいです。 森林鉄道の曲線のアールは小さいので、これでレールを曲げながら敷設するようです。 アメリカ、ボールドウィン社製蒸気機関車。 かつて使われていた蒸気機関車です。 残念ながら現在は自走できないので展示だけです。 蒸気機関車の銘板。 1929年生まれ、御歳90歳。 レストアされて、再び自走するようになったら素敵ですが、簡単ではないでしょうね。 木材運搬の様子。 かつては、山から切り出した木をこうやって運び出していたそうです。 森林鉄道乗場近くで食べた昼食。 「そば」らしき物、と書いてしまいます。 買った食券を自分でカウンターへ出すので、厨房が丸見えなのですが、 麺は業務用の冷凍品、ツユは一般の市販品でした。 食べてみると、そばの味はほとんどせず、ツユは水で薄めすぎ。 まったく美味しくありません。 さらに、さほどの混雑でもないのに、注文から15分ほど経っても呼ばれませんでした。 問い合わせてみると、調理を忘れられていた様子・・・。 そして、お値段は800円! 食べている途中で、「どこかで美味しいそばを食べ直そう」と思ったのでした。 ★☆☆☆☆ ここで昼食を食べることは、二度とないでしょう。 森林鉄道は良かっただけに、まったくもって残念。 「くるまや本店」。 赤沢自然休養林をあとにして、木曽町福島のそば店にやってきました。 この辺りでは有名なそば店で、大勢の方が順番待ちをしています。 「口直しするぞ!」 「崖家(がけや)づくり」の家。 そば屋の待ち時間を潰すため、周辺を少し散策した際に撮影。 崖家づくりは、この辺りの伝統的な家屋で、川にせり出すように建てられています。 木曽谷は狭く、家を建てられる場所に限りがあることから考えられたようです。 地鶏そば、1270円。 普段なら、ざるそばを注文するところですが、肌寒かったので、暖かいそばにしました。 濃厚で美味しかったです。 そば湯とそれを飲むためのツユも付いてきました。 ★★★★☆ 昔、冬にソリ遊びをした斜面。 記憶を頼りに行ってみました。 おお、確かにこの場所だったぞ。 感激! ソリ遊びをした斜面から眺める町。 大きな赤い屋根の建物は、私が通っていた小学校。 学校の裏山で栃の実を拾ったっけ。 私が持ち帰った実を見た母は、栗かと思って一瞬だけ喜んだそうです。 栃の実も食べられるそうですが、食べるまでの手間が大変な割りには、 あまり美味しくないとか。 昔住んでいた家の前の小路。 家は、酒屋さんの斜め前辺りでした。 どうやら住んでいた家は建て替えられたようです。 住んでいた当時でさえ古かったので、無理もないか。 木曽福島駅前に展示されている蒸気機関車。 当時、この機関車によく遊びにきていました。 機関車にのったり、駅を発着する列車を眺めたりしていました。 当時は自由にのったりできたのですが、現在は「のらないでください」の表示。 残念。 運転室。 のれないので、地上から腕を伸ばして撮影。 写真のように現在は火室に蓋がされてしまっていますが、 当時はこの中に入った記憶があります。 閉じ込めの恐れとか考えると、今では考えられません。 おおらかな時代でした。 お土産。 木曽の有名な日本酒「七笑」、すんき漬け(赤カブの茎の漬物)、ヒノキの玉。 ヒノキの玉は、お風呂に入れて香りを楽しんだり、オモチャにしたりします。 日帰りの小ツーリングでしたが、子供の頃を懐かしむことが出来た、 楽しいツーリングでした。 |