リアブレーキスイッチカプラーからの電源分岐。 製作したハーネスを割り込ませます。 このカプラー、シートフレームとタンクの隙間にあり、クランプされて固定されています。 タンクを少し持ち上げてずらさないとアクセスできません。 バッテリー周辺の配線。 電源のマイナス側は、バッテリー脇のアース用ボルトに共締めしました。 リアブレーキスイッチカプラーから分岐させたプラス側配線は、 ここまで引き回してきてからギボシ端子で接続しています。 以前追加したバッテリー充電器接続用配線と合わせると、配線がごちゃごちゃになってきました。 もっと整えたいところですが、今日のところはこのままです。 ここからハンドルまでの配線は、車体左側に引き回しました。 バッテリー直後を経由、車体左側のメインハーネスに沿わせて左側ヘッドライトの裏辺りまで引き回し、 そこでカプラを介して左右グリップ、スイッチに分岐させています。 純正グリップとの比較。 私のZX-14Rの純正グリップの長さは125mmです。 対して今回購入のヒーター内蔵グリップの長さは130mmなので5mm長くなります。 純正グリップを取り外す前に、太さも測って比較してみます。 純正グリップのバーエンド側。 32.5mm位です。 ヒーター内蔵グリップの同じ部分とほぼ同じでした。 同じく根元側。 30.5mm位でした。 ヒーター内蔵グリップの根元側は34mmだったので、その差は3.5mmもあります。 磨り減って細くなったのは間違いないですが、根元側って元々も細いんだっけ? クラッチ側純正グリップの取り外し。 マイナスドライバーを差し込み、隙間にパーツクリーナーを吹きこんで接着剤を剥がして外しました。 カッターで切って外すこともできます。 しかし8年間使ったグリップ、カッターで切って外すのは何となく忍びない。 スロットル側純正グリップの取り外し。 同様に外します。 スロットルパイプの突起。 この突起、純正グリップ内側の溝と噛み合い、位置決めをするためのものです。 ヒーター内蔵グリップの内側は樹脂製パイプで溝などはないので、この突起があると干渉して装着ができません。 そこで、カッターナイフで削り取りました。 あまり硬くない材料なので簡単に削れます。 5分もかかりませんでした。 ヒーター内蔵グリップの取り付け。 取り付けといっても押し込むだけです。 車種や個体差で緩い、きついがあるようですが、幸い私の場合はちょうど良いきつさで、 押し込むだけでしっかり固定できました。 緩くなってくるようなら付属の隙間調整テープを追加するか接着剤で固定しましょう。 押し込んだグリップ。 押し込むときに重要なのが配線の位置です。 配線に強いテンションがかからず、操作の支障にならない位置にしなければなりません。 位置は下側にして、適度にたるみを持たせました。 ハンドルバーとウエイトの間へのワッシャー追加。 先に書いたとおり、ヒーター内蔵グリップは純正より5mm長くなりました。 ウエイトをそのまま戻してしまうと、グリップの端と干渉してしまいます。 そこで内径8mmのワッシャー3枚を挿入しました。 ワッシャーの厚さは1.8mmなので、3枚の挿入で5.4mm外側にウエイトが移動します。 純正グリップの時と同じ位のクリアランスが確保できました。 装着完了。 デザイン的に違和感はありません。 クラッチ側。 こちらはウエイト取り付け部にワッシャー2枚の挿入で自然な位置になりました。 スイッチの取り付け状態。 ハンドルスイッチの上側に両面テープで固定しました。 暫定です。 製品にはスイッチをハンドルバーに取り付けるためのブラケットが付属しています。 しかしZX-14Rの場合、ハンドルバーには取り付けるスペースが無いので使えません。 そのうちアルミ板やアングル材でブラケットを作ってスイッチを取り付けます。 ・ ・ ・ それでは皆さんが気になる?インプレを書きます。 <握り心地> グリップ直径は純正より太くなりましたが、握りにくさは感じません。 この位の太さもありだなと思わせます。 グリップ内には樹脂製のスリーブとヒータが入っているので、純正と比べると弾力性はありません。 弾力性がないと、手に加わる振動は強くなりそうです。 これらの変化の影響は、しばらく乗ってみて判断していきます。 とりあえず短距離の走行では問題はありませんでした。 <暖かさ> 率直に書くと、100点満点で70点です。 その理由は、グリップの根元側、人差し指と親指の辺りがあまり暖かくならないから。 どうやらその部分にはヒータが内蔵されていない、もしくは少ないのではと想像します。 キジマの後発モデルのGH10では、「グリップ全周にヒーターを内蔵」とPRされています。 これはつまり今回装着のGH08など、それまでのモデルでは一部に ヒーターが内蔵されていないことを意味するのではないかと。 人差し指と親指にしっかり熱を伝えるには、やや外側を握る必要があります。 この製品、購入価格は6,000円ちょっとでした。 暖かさは70点でしたが、スイッチ一体型の製品だと1万円以上するので、買い得感はあります。 これからさらに寒くなりますが、指先の冷たさを緩和してくれそうです。 北風を切りながら、蕎麦を食べに出掛けるときに役立つことでしょう。 ・ ・ ・ 暫定でスイッチボックスに貼り付けていたスイッチですが、 ステーを作って取付け直しました。 厚さ2mmのアルミ板から切り出しました。 アルマイトで黒くしたいのですが、これだけを処理依頼するわけにいきません。 いずれ黒く塗装しましょう。 上から。 長さ8mmのカラーを介してクラッチマスターにホルダーと合わせて共締めしています。 ボルトは長いものに変更しています。 スイッチの大きさに合わせ、形状を変更して作り直しました。 ![]() 図面。 居るかどうか分かりませんが、真似して作られる方は参考にどうぞ。 アルミ板はホームセンターで売られている物を使いました。 |