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初回継続車検整備 その1 プラグ交換

久々にZX-14Rの記事です。

気が付けば来月で新車購入から3年が経過します。
初回の継続車検を受けるのをきっかけに整備していきます。

新車購入から今までの総走行距離は約12000kmです。
ちょうどプラグ交換の指定走行距離なので、プラグを交換することにしました。
今回、初めてプラグ交換をしましたが・・・、
整備性が最悪です!!
様々なバイクの整備をしてきましたが、今までで最悪でした。手が痛いです。
はっきり言いましょう、経験も工具も有る方以外はバイクショップに依頼するべきです。
バイクショップでも経験がないと手こずりそうですが・・・。

ZX-14R。
言わずもがな、フルカウル車です
フルカウル車であっても、カウルとタンク、後はエアクリーナーボックスあたりを外してしまえば
プラグ交換の作業自体はそれほど大変ではないのですが、この車両は違います。

カウルの取外し。
まずはカウルを取外していきます。
ツメを折らないように慎重に作業します。
手間はかかりますが、後で行うプラグ交換に比べればまだマシです。

カウルを固定していたボルトやファスナー類。
大量です。

カウルの取外し完了。
ようやく準備完了です。これで第1関門突破です。
プラグとスティックコイル(プラグキャップとイグニッションコイルが一体になった物)は
矢印の辺りにあります。
ZX-14Rは、シリンダーヘッドの上にフレームが覆い被さっているので、
ヘッドとフレームの隙間に手を入れて作業しなければならないので整備性が悪いのです。

取外したスティックコイル。
ようやく第2関門突破です。
このスティックコイル、一般的なプラグキャップと同じようにはめ込んであるだけですが、
硬くはまっているので引き抜くのが大変です。
長めのマイナスドライバーを引っ掛けて、テコのように使ってようやく外せました。
出来れば手の力だけで引き抜きたいところですが無理です。
特に奥まっている2番、3番は手だけで引き抜くのは無理でしょう。
サービスマニュアルによると、「コネクタ部分をこじってはいけない」と指示されています。
写真で掴んでいる部分がコネクタ部分です。
そこで矢印部にマイナスドライバーを引っ掛けて外しました。

4気筒分のスティックコイルとプラグ。
ようやく取外しが完了です。
スティックコイルを引き抜いたら、プラグレンチを入れ、
ラチェットハンドルを接続してプラグを緩めます。
ラチェットハンドルを振れる幅も狭いので、ギアの送りが細かいラチェットハンドルが作業しやすいです。
私は普段は使っていないファコムのラチェットハンドルを使いました。

取外したプラグの状態。
正常です。

用意した新品プラグ。
交換前と同様、純正指定のイリジウムプラグです。

新旧比較。
電極が細いです。

プラグの取付け。
まずはセオリー通り手の力だけで締め付けます。
その後でトルクレンチで指定トルクで締め付けます。
はっきり言って、適切に締め付けるためにはトルクレンチが絶対に必要です。
回転角度で管理する方法もありますが、奥まっている2、3番では回転角度を見極められないでしょう。

今回使用した工具。
先端から、16mmのプラグレンチ、延長バー、ユニバーサルジョイント、
スピンナーハンドル、プリセット型トルクレンチ。
Webで調べるとカワサキ純正のプラグレンチを購入して作業する例が多く見つかりますが
(2012年式では車載工具にプラグレンチは入っていないので)、
本当に適切な作業ができているんでしょうか???
プラグの取外しは出来ると思いますが、締め付けはトルクレンチが必須だと思います。
ZZ-R1400の初期では車載工具に入っていたプラグレンチが外されたのは、
ユーザーに安易に触られないのを目的に変更したのが理由かもしれません。

プラグ交換完了。
コネクター類を復元してからエンジンをかけて問題がないかチェックします。
写真の隙間に手や工具を入れて作業しなければなりませんでした。
手が痛いです。

率直なところ、ちょっと設計に無理があるように思います。
工場ではエンジンにプラグとスティックコイルを組んだ後、
エンジンをフレームに搭載するので問題ではないのでしょうが。
Webで調べたところ、なんとZX-12Rではもっと空間が狭く大変らしい・・・。

オーナーズマニュアルでは12000km走行毎にプラグ交換が指示されていますが、
この作業をその距離走る毎に行うのは嫌になってしまいます。
四輪車のように白金プラグにして50000km走行毎に交換とかには出来ないのでしょうかねぇ。

ちなみに12000kmの指示は日本語版のオーナーズマニュアルやサービスマニュアルでは
見つけることができず、何故か英語版のオーナーズマニュアルにのみ記載されています
(私が見落としているだけかもしれませんが)。

英語版オーナーズマニュアルの定期交換部品の解説。
最下行に12000km毎のプラグ交換が記載されています。

プラグ交換の効果は・・・、まったく分かりませんでした。
当然走り方にもよるんでしょうが、12000kmよりもっと長く使っても問題なさそうです。

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