1-14 試作機を屋外でテスト

 一旦完成した試作機を屋外でテストしてみました。テストの目的は2つあって、1つは光電式センサーの動作を確認すること。基本的にセンサーは工場の生産ライン、つまり屋内での使用を前提に作られています。明るい屋外で安定動作するかを確認します。

 もう1つはLEDの明るさが十分かどうか。屋外はとにかく明るいので相当明るくないと目立たなくなってしまいそうです。・・・予想通りちょっと暗かった。

自宅の駐車スペースにて。

 電源が入っていて表示LEDが点灯している状態です。しかし点灯しているのがよく分からんぞ!

真正面から。

 5mほど離れた真正面から撮影しています。数字は読めますがコントラストは低く見やすいとは言えませんな。

 一方でセンサーの動作は良好でした。動作に全く問題はありません。

斜め45°から。

 点灯しているのがほとんど分かりません。キビシイ。LEDの輝度が全く不足しているようです。LEDの駆動方法を変更すれば多少は改善できるのですが、それだけでは見易くなりそうな気がしません。

 ちょうどこの日、一緒にジムカーナに参加しているご近所の方が工具を借りに来たので感想を尋ねてみたのですが、私と同じく見にくいとのこと。もっと高い輝度のLEDに変更しなきゃいけませんな、こりゃ。

各種LEDのテスト。

 試作機で今回使ったLEDでは輝度が不足しそうなことは予想していました。実は。そこで高輝度のLEDをテストのために用意していました。これはそのテストの様子です。4種類のLEDを5個ずつ縦に並べています。

 厳密にはそれぞれの電流を調整しなければいけないのですが、簡易的に全て同じ電圧で点灯させてのテストです。

5mほど離れた場所から。

 左右両側のLEDが明るいのが一目瞭然です。左右のLEDの消費電流は70mAほど。試作機で使ったLEDの消費電流は20mAなので3倍以上の電流を流してることになります。

 これだけ明るければ真夏の炎天下でもはっきり見えそうです。しかし問題は消費電流。試作機の回路のままでこれらの明るいLEDに変更すると電源の容量が不足してしまいます。また1日(8時間位)のジムカーナ練習の間を1個のモバイルバッテリーで持続させるのを目標にしているのですが、それも難しくなるかもしれません。試行錯誤は続きます。