試作機を屋外でテストしてみたもののLEDの明るさが不十分だったのは以前書いた通りです。真正面限定なら表示は読み取れます。しかし少し斜めから見ると見にくいのなんの。実用になりません。
そこでもっと高輝度のLED、指向性が弱いLEDなど数種類を追加購入してテストしました。
LED交換後。
数字を構成する辺(セグメント)毎に数種類のLEDに交換しました。マスキングテープに書いてあるのはそれらのLEDの型番です。
ここで使っている直径5mmの砲弾型LEDは、基本的に真正面を鋭く明るく照らします。斜め方向の光は弱めです。斜め方向からも表示を見やすくするためには、その方向にも光が拡散するようにしなければなりません。
そこで光を拡散させるために先端部を軽くペーパーで研磨したもの、拡散用のキャップを被せたものもテストしました。
また以前は電流のコントロールに抵抗を使っていたのですが、これをLED駆動用定電流レギュレターに変更しました。手前に8個並んでいるチップ状の部品がそうです。これによってLEDの種類が違っても流れる電流は全て均一です。温度変化による電流の変化も抑えられるので、明るさも安定します。
屋外での点灯テスト。
光を拡散させている超高輝度LEDの部分は明るく見えます。斜めから見たこの状態でもこの位明るければ見易く実用になりそうです。逆に超高輝度LEDであっても光を拡散させないと斜めから見た場合の明るさは不十分です。
このテストではコントラストを上げるために茶色っぽいアクリルスモーク板を被せてみました。しかしよく考えてみるとこの色のスモーク板ではLEDの光まで弱められてしまいます。なのでこれをLEDと同系色のオレンジ色の物に変更し、さらに基板を黒く塗ればさらにコントラストが高くなって見やすくなりそうです。
今回のテストで使用するLEDが決まりました。また信頼性向上のために他の部品も交換してテストしましたがそれらの動作も問題ないことが確認できました。それらを使って実際の使用に耐えうる本番機を作りましょう。3月には再開されるかもしれない練習会に間に合わせるのだ!