超高輝度LEDを使った本番機を作ったものの表示が見にくい。そこで改良を加えました。
印刷したデジタル表示。
CADで作図してプリンターで印刷しました。印刷したのは紙ではなくてタミヤ模型製の0.3mm厚のプラ板です。当然ながらプリンターはプラ板への印刷なんて想定していません。しかし厚紙みたいなものだし印刷できるはずと試してみたところ、ちゃんと印刷できました。
しかしさすがに相手は紙ではなくプラスティックです。インクは染み込まずに表面に乗っただけの状態で手で触るとかすれてしまいます。ですが加工用の目安には十分でした。
LEDカバーの製作。
印刷したプラ板を切り抜き、遮光用のリブを接着しました。これを取り付けて各辺のLEDの光が他の辺のLEDを照らさないようにして、表示を見易くする算段です。
塗装したカバーの取り付け。
基板と同じように艶消しの黒で塗装してから取り付けます。
点灯テスト。
ケースへ組み込んで再び点灯テスト。西日に強く照らされているのにも関わらず表示がちゃんと読み取れます。メデタシメデタシ。
「長野二輪」のカッティングシートステッカー貼り付け。
一緒にジムカーナに参加しているご近所のFさんにお願いして作ってもらいました。感謝! ステッカー貼ったら急にカッコ良くなりました。
完成!
表示の見易さはもっと改善したいところ。しかし一旦使えるレベルになったので完成としました。
ここで振り返りを兼ねてスペックを紹介。
サイズ・・・幅254mm、高さ230mm、奥行き72mm
数字サイズ・・・幅48mm、高さ92mm(乗用車のナンバー文字より少し大きい位)
重さ・・・約1.2kg(センサー、反射板含む)
センサーコード長・・・約1.8m
電源・・・モバイルバッテリー(USBタイプAコネクタで接続)
使用可能時間・・・連続10時間以上(公称10000mAhモバイルバッテリー使用時)
動作パターン・・・センサー通過で測定開始、再度センサー通過で測定終了。測定タイムを8秒間表示保持後に自動リセット
部品代は合計15,000円位でした。比較的高いのはケース(約3,000円)、センサー(約3,000円)、LED(106個、約2,000円)、小型三脚(2本、約1300円)など。
居られるかどうか分かりませんが同じように製作しようとする方に向けて書くと、できるだけ安く作るにはセンサーがポイントです。今回使用のオムロン製センサーを普通に買うと9,000円位はします。今回はヤフオクに出品されていた未使用新品を買ったので1/3の約3,000円でした。ヤフオクではこの手のセンサーが結構出品されているので、チェックしてみるのも良いでしょう。ただし偽物も紛れていそうなので要注意ですが。
2021年末に思い立った「35秒チャレンジ」の目標の1つ、タイム測定器を作るというのはこれで達成です。この測定器は練習会で皆さんに使ってもらい、安定動作が確認できたら練習会の備品として寄贈することにします。
将来的にはスタートとゴールのセンサーが別々の物や、複数台の同時測定ができる物も作って役立てたい。さらにはセンサーを無線接続にするとか、車両の識別をゼッケンシールに印刷したQRコードでするとか、測定データをスマホに飛ばして集計するとかのアイデアもあります。実現できるかは別ですけど。
さて、もう1つの目標である「ほぼノーマルのZX-14Rで8の字GPを35秒以内で走る」の達成に向けて練習します。1週間後の3/19には今年1回目の練習会が計画されています。雪の影響で開催が一旦未定になっていますが、バイクと身体の準備をしていきましょう!