1-20 嫁入り

2022/4

 構想開始から約4ヶ月、製作してきたジムカーナ用タイム測定器にさらに改良を加えて、晴れて?嫁入りとなりました。

三脚固定用ネジの追加。

 三脚固定できると見易くなるとの意見を元に追加。ちょうど良い金具が見つかったのでケース底面に穴を追加して取り付けました。これは家具などに高さ調整用のネジ付き脚を固定するための物のようです。

 この金具、100円もせず安かったのは良いのですが直径は小さく25mmほど。三脚に固定してみたところ安定感は今一つでした。また細いM3のネジ3本での固定なので、風などで倒れるとケースが破損しそうな気もします。次回作?では改良しましょう。

ケース内側への取扱説明書貼り付け。

 このタイム測定器の使い方は簡単です。モバイルバッテリーを接続して、センサーと反射板を向かい合わせに設置するだけです。しかし新たに機能追加した省電力モード(10分間センサー検知無しで数字表示を消してバッテリー消費を抑える)などは、知らないと故障だと思われてしまいそうです。

 そこで簡単な取扱説明書を作ることに。ステッカーシートに印刷してケース内側に貼り付けました。

 今までタイム測定器と呼んできましたが、なにか良い名前はないものか。考えた末、「コソ練タイマー」と名付けました。もっと気の利いた名前を付けられれば良いのですが思いつきませんでした。センスないなあ。

コソ練での使用。

これはご近所の方の操るKTM SMCR690。ビッグシングルなので扱いが大変。

 再び実戦投入です。4名ほどで一日使いましたが目論見通り順調に動作しました。

 ただしこの日は桜舞う強風。三脚に固定して設置していたところ、ある意味予想通り倒れてしまいました。強風時に三脚固定して設置するなら、三脚に錘を載せなきゃいけません。

 三脚固定で倒れてからは写真のように直置きに変更。しかし軽いのでたまにコテっと倒れてしまいます。回転式の脚でも追加して倒れないようにしようかな???

35.8秒。

 アドバイスを受けながらグルグル練習した結果、ベストタイム更新。目標の35秒切りには0.8秒及びませんが、今までのベストタイムです。

 しかし35秒台が出たのは1回きり。平均的には相変わらず37秒位です。安定したターンが出来ないのでタイムがばらつきます。

 ・・・タイヤを換えないとキビシイかも。今回の練習後にショルダー部の磨耗が思いのほか進んでいることに気が付きました。美味しい時期は過ぎてしまっています。今回、フロントが滑ってヒヤッとしたことがありました。いままではそんなことはなかったのです。

 それにこのタイヤはピレリのAngel GT2という完全なツーリングタイヤです。ジムカーナで頑張るようなタイヤじゃありませんね。

 この日の練習後、「コソ練タイマー」を寄贈してきました。嫁入りです。表示が大きくて見易く、ビデオなどにも写し込みやすいとの声をもらうことができました。参加者の役に立ってくれそうです。

 自分自身としては目標の35秒を切るために練習していきましょう。ZX-14Rでは簡単ではありませんが、何とかなる?はず。

 「コソ練タイマー2」を計画していて、部品を集め始めているのはナイショ。

 10分間センサー検知が無い場合の動作を記録として追記。写真のように小数点だけの表示にしてバッテリー消費を抑えます。