1-3 タイム測定器をどうやって構成するか

 練習会の8の字GPでは2種類の方法でタイムを測ってもらっていました。スマホを利用する方法と専用の測定システムを使う方法です。

 スマホでの測定は、ミニ四駆のタイム測定用アプリをインストールして行うものです。スマホのカメラ映像でバイクの通過を感知するとタイム測定スタート、戻ってきてもう一度感知すると測定終了です。考えた方は素晴らしい。スマホを三脚で立てておくだけで簡単に測定ができます。ただしとても簡単な反面、タイム確認は少し面倒です。タイムはカメラと反対側ディスプレイに表示されるので、回り込まないと自分自身で確認できません。誰かに読み上げてもらう方法もありますが、1人黙々と練習する時はそうはいきません。

 もう1つの方法はジムカーナ用のタイム測定システムを使う方法でした。これは正式な練習会時に設置されていました。このシステムではスタート兼ゴール地点に光電管センサーを設置します。光電管の前をバイクが横切るとタイム測定開始、もう一度横切るとタイム測定終了です。タイムを液晶ディスプレイに表示するだけでなく、機械音声で読み上げる機能もありました。とても優れたシステムなのですが、システム構成は複雑で手軽に製作、設置できるものではありません。

 これら以外にもWebで検索すると色々な方法が見つかりました。

 ストップウォッチを改造してセンサーを外付けにする方法。比較的簡単な方法ですが表示は小さく私が欲しいものではありません。

 スマホのヘッドホン・マイクジャックへセンサーを接続して専用アプリで測定表示させる方法。ストップウォッチよりも表示は大きいですがまだ不十分です。明るい炎天下で見づらいという問題もありそうです。

 色々な方法がありますが、私は最終的にはマイコンを使って製作することにしました。