1-7 基本回路製作・プログラム作成

 プログラミング。確か中学生の時にプログラミング言語の1つであるBASICを少しいじった。大学ではFORTRAN(フォートラン)とC言語を授業で少しだけ習った。当時プログラミングをしていて感じたのは、私にはプログラミングのセンスはなさそうということ。情報系の進路はないなあ、と思ったのだ。

 そんなふうに考えていたので、今回マイコンのプログラムをうまく作成できるかの自信が全くなかったのである。けれどセンスはなくても今はインターネットがある。悩みつつもWebで公開されている解説やプログラム例を参考にして約2週間、目的の動作をする回路とプログラムが完成したのだ。やった、やりました!ボクにも出来た!

ブレッドボード上に組んだ基本回路。

 左側の黒いICがマイコンです。プログラムが書き込まれています。プログラムはC言語というプログラミング言語で書き、マイコン用の形式に変換してから書き込んでいます。

 左下、四角と丸が組み合わさった形の部品はスイッチです。左側がスタート・ストップスイッチで、1回押すと計時スタート、もう1回押すと計時ストップ。計時ストップ後は5秒後に表示がリセットされてゼロに戻ります。実際の測定器ではこれを光電式センサーに置き換えます。右側はマイコンのリセットスイッチで実際の測定器では多分不要なので設けません。

 3桁の表示器(7セグメントLED)は1~99.9秒までを0.1秒単位で表示します。1秒以下(仮)を測定しないようにしているのは、スタート後に後輪などがセンサーを横切ったのをゴール判定するのを防ぐためです。

 表示器の上の丸いLEDは小数点を模した物で、計時中は点滅します。

 って、ゴチャゴチャ書いても分かりにくいので動画をどうぞ。

 基本回路とプログラムに目処が立ちました。次はLEDを並べた大型の表示器を作っていきます。