ブレンボのRCSラジアルマスターシリンダー、装着直後は問題なかったように思うのですが、
しばらく使用すると握りこんでいった時にストロークの奥の方で
「コキッ」というか「クキッ」と異音がするというか、きしむようになってきました。
問題があるのはレシオが18mm側だけで、20mm側では問題がありません。
実走行には悪影響は無いのですが、気になるので直そうと思います。
・・・長らく原因が分からなかったのですが、ようやく原因が分かり対策を施して直りました。
ZX-14Rに装着中のRCSラジアルマスターシリンダー。
レバーレシオが18mm側の状態でレバーを強くにぎりこんでいくと「コキッ」ときしみますが、
原因は写真の赤いレシオ切り替えの部品のガタでした。
レバーを強く握っていくと、この部品が矢印方向にガタ分だけずれて異音を発生させていました。
握らない状態では逆方向(レバー先端方向)に押し付けられています。
レバーを分解して部品を矯正。
レバーAssyを取り外し、圧入されているピンを抜いて分解しました。
レシオ切り替えの部品(下)が上の部品に対してガタがあります。
矢印部周辺を叩いて穴を少し小さく矯正しました。
(ちょっと強引ですので、真似される方はくれぐれも自己責任でお願いします。部品が破損しても知りません。)
組みなおしたところ、きしみはなくなりました。やれやれ。
ちなみに当初は内部に問題があると思い込んでいたので、本体の分解もしたりしていました。
結果として見当違いだったのですがその時の写真も載せておきます。
取り出したピストンAssy。
ニッシンのマスターシリンダーとちょっと構造が違います。
さらに分解。
ワンウェイバルブのような構造になっていました。