焼きついたバルブ、バルブガイドを修理しました。
再び試走、調整しましょう。
試走中。
プラグの状態。
以前からの傾向なのですが、左側気筒は焼け気味、右側気筒はくすぶり気味です。
エンジンはオーバーホールし、圧縮もそろっているのになぜなんでしょうか?
プラグコードを左右入れ替えてみても変化がありません。
キャブレターの再点検。
今一度、キャブレターを分解し、洗浄しながら点検を行いました。
どこにも詰まりなどはなく、問題ありません。
キャブレターとエンジンのジョイント。
キャブレター本体に問題は見つかりませんでしたが、気になったのがここ。
オイルストーンを当ててみると、ボルト穴周辺が盛り上がっています。
2次空気を吸っていたかも。
座面の修正。
ガラス板上にサンドペーパーを載せ、オイルを付けながら研磨します。
修正完了。
エンジン側の座面の修正。
エンジン側も同じように修正しておきます。
修正完了。
インシュレーターの修正。
エンジンとジョイントの間に入るインシュレーターも修正します。
実油面の確認。
キャブレターのフロートバルブやフロートに異常はありませんでしたが、
念のために実油面を確認。
問題ありません。
ガスケットへの液体ガスケットの塗布。
座面を修正したので、隙間はできない筈ですが、
液体ガスケットに助けてもらいます。
ごく薄く塗ります。
インシュレーターにも液体ガスケットを塗布。
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エンジンを再びかけてみましたが、ほとんど変化はありません。
2次空気吸い込みチェックのために、ジョイント周辺に
パーツクリーナーを吹いても、エンジン回転数に変化はありません。
左右の焼けが異なっている原因が分からなくなってしまいました。
・・・ひょっとして、マフラーが原因???
以前にも記事にしていますが、この車体、
ノーマルマフラー装着ですが、バッフルが抜かれてしまっているのです。
それが原因で左右の抜けが大きく異なってしまっていて、
それがプラグの焼けに影響を与えているのでは・・・?
まともなノーマルマフラーが入手できれば良いのですが、ほぼ不可能です。
ヤフオクを覗いてみても、たまに出品されるマフラーはほとんど腐食のひどいものばかりです。
仕方ありません、現状でできるだけ
キャブセッティングを見直していきます。
ホンダのサービスマニュアル記載の標準値は以下の通り。
メインジェット 92番
スロージェット 35番
エアスクリュー 1と1/8回転戻し
油面 21mm
プラグ D8HS
以下はキースター製燃調キットを組み込んだ状態での試行錯誤結果です。
ホンダ純正のジェット類の場合と差異があるかも。
メインジェット 95番
スロージェット 37番
全域でスムースに回り、高回転の伸びもある.
感覚的には何の問題も感じないが、
プラグ碍子は白く、外側電極は灰色。
薄い可能性もあるので、濃い目に振ってみることにする。
プラグも新品にする。
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メインジェット107番に変更
濃すぎ。
回転の伸びが悪く、少しボコつく。
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メインジェット102番に変更。
まだ少し濃い感覚。
しかし安全側に振っておきたいのでこの番手で様子をみることにする。
今日の気温は5℃前後なので、夏には薄くしないとかぶるかも。