伸びて錆びもヒドかったチェーンを交換です。
用意したチェーン。
RK製のUリングシールチェーン、120リンクです。
CL125純正のチェーンはノンシールチェーンだったはずですが、
ノンシールのチェーンはあっという間に伸びてしまうのでシールチェーンを選択です。
ただし、XWリングのシールチェーンは幅がかなり広くなり、
元々ノンシールチェーンの車両に使用すると干渉したりするそうです。
そこで幅がほとんど広くならないUリングチェーンを選択しました。
セレーションへのスレッドコンパウンド塗布。
摩耗防止に塗っておきます。
ざっとですが周辺も掃除しました。
・・・多分いずれはエンジン降ろすことになりそうですが。
ドライブスプロケット取付け。
摩耗も進んでいるのですが新品が購入できなかったので一旦使い回しです。
無くなっていた(付けていなかった?)固定プレートは新品が購入できました。
パーツリスト上では固定ボルトにスプリングワッシャーは挿入されないようでしたが、
緩みやすい場所だと思われるので挿入。
チェーンの長さ確認。
元々付いてたチェーンは120リンクでした。
しかし仕様を調べたところ、本来は118リンクのようです。
用意したチェーンは120リンクなので2リンク切断する必要がありますが、
切断したあとで万が一短すぎると困るので長さを確認です。
2リンクの余り。
やはり118リンクが正解でした。
チェーンアジャスターをエンジン側に寄せた状態で2リンク余分。
タイヤとチェーンガード取付け部の干渉。
チェーンアジャスターをエンジン側に寄せたところ、干渉してしまいました。
本来の仕様ではリアタイヤ幅は3.00なのですが、3.25が装着されていること、
タイヤパターンの横への張り出しが大きいことが原因で干渉してしまったようです。
標準サイズに交換することにします。
ちなみに装着されているタイヤのメーカーは「DURO」でした。
聞き慣れないメーカー名なので調べたところ、台湾のメーカーのようでした。
かなり安いようですが、それほど評判は悪くないようです。
チェーンの切断。
2リンク余分なことが確認できたので切断します。
428サイズのチェーンカッターは持ち合わせていないので、
グラインダーでピンの頭を削ります。
切断完了。
カシメられたピンの頭を削ってプレートをこじれば切断(分解)できます。
Uリングシールって、白色なんですね。
チェーンの装着。
タイヤ交換が完了し、タイヤの干渉が解消したのでチェーンを装着します。
今回はクリップで接続しました。クリップの向きに注意。
アクスルナットの締め付け。
ドライバー軸ををチェーンとスプロケの間に挟み、アクスルシャフト周りのガタを
なくした状態にしておいてからナットを締め付けます。
チェーン交換完了。
チェーンとのクリアランスの狭い箇所。
チェーンカバーの取付けステーとチェーン接続部のクリアランスが2mm程度しかありません。
チェーン接続部のコマは普通のコマと比べてピンが少し長いためにクリアランスが狭くなります。
少しでも余裕を稼ぐために接続部のクリップ取付け面を反対面に変更することにします。
XWリングのシールチェーンだと幅がさらに広いので、完全に干渉していたかもしれません。
元々ノンシールチェーンが仕様の旧車にシールチェーンを使用する場合には干渉する
可能性があるため、あまり幅の広くならないUリングチェーンの使用をメーカーのRKが推奨しています。
クリップの取付け面変更。
チェーンの右側でクリップ留めです。
脱着作業はやりにくいですが、頻繁に行うわけではないので問題ありません。
チェーンカバー取付け完了。
これで一旦リアの足回りの整備は完了です。
「一旦」と言っているのはリアサスが抜けてしまっているから。
フロントほどひどくはないのですが、ストロークさせるとダンピングがほとんど効いていません。
オーバーホールは多分出来ないし、適当な物を流用するしかないかも。