CL125 その41 燃料コック

タンクの錆取り、コーティングを行っていますが、

燃料コックも整備します。

洗浄。

錆やゴミが詰っていたので流路の確認も兼ねて洗浄しておきます。

ワコーズのエンジンコンディショナーを使用。

流路は乾燥後にライトで照らして点検します。

用意したパッキン類などの新品部品。

幸い整備に必要な部品は全て新品が購入できました。

ストレーナーのフィルター組込み。

タンクへ取付ける時の取付けネジはこの中にあるので仮組みです。

切り換えコック部の組立て。

一応摺動部なので潤滑しておきます(しなくても問題ないかもしれませんが)。

FCRキャブのメンテナンスに使われるガソリンに溶けないグリス「バリエルタ」を使用。

非常に高価なグリスでチューブ1本で1万円とかしますが、

そんなに使う物ではないのでヤフオク!で小分けされた物を購入しています。

<追記修正>

「バリエルタ」で潤滑はしてはいけません。

かたまりがキャブへ流れていった場合、フロートバルブ部に引っ掛かり、

オーバーフローの原因になることがあるようです。

無潤滑で問題ありません。

ニップル部の縦傷。

ガソリンホース接続のニップル部に深い傷がありました。

過去の分解時になかなかホースが外れないので、ホースをカッターナイフで切り開いたようです。

その時にニップルまで傷付けてしまったようです。

・・・ったく、何をしているのやら。ガソリンがにじんでしまうかもしれません。

ホースを外しにくい場合は、ニッパーなどで慎重に少しずつ切るなどして

ニップルに傷を付けないようにしないといけません。

修正。

ヤスリでならしておきます。

特に直径の太い、抜け止めのカエシの部分の段差を消しておきます。

キャップのパッキン交換。

走行中にガソリンが漏れてくる、とオーナーから言われていましたが、

パッキンはヒビ割れでご覧の有様でした。

新品に交換。

整備完了。

コックの切り替えバルブのプレートを押さえるビスは錆がひどいので、

後で交換することにします。