CL125 その49 残課題整理

この車両を預かったのは昨年末、2014年の12月でした。

この記事を書いているのは2015年の4月なので、期間にして3ヶ月以上が経ちました。

コツコツと修理をして記事ももうじき50本に到達しますが、まだやらなければならない不具合箇所があります。

不具合箇所を整理して、今後のスケジュールも立てましょう。

1.サイレンサーのバッフル復元

プラグが白く、フィーリング的にも薄いです。

キースター製のキャブレターインナーキットを組んでいるとはいえ、

セッティングは標準値なので、大きくは違わないはずです。

原因はサイレンサーのバッフルが抜かれてしまっていて、抜けが良くなりすぎているためです。

ローギアードな上に4速ミッションなので、巡行時でも結構エンジンがまわってしまいうるさくもあります。

まずはサイレンサーにバッフルを復元し、セッティングを調整することにします。

2.フロントフォークとステム

フロントフォークは完全に抜けてしまっていて、ダンピングが全く効きません。

特にブレーキング時はフォークが沈み込み過ぎて不安定になります。

また、ステムの動きも渋く、ハンドリングが不自然です。

直進時にハンドルが気持ち右を向いているので、フォークやステム、あるいはフレームが

曲がっている可能性もあります。

分解して点検しましょう。

3.クラッチケーブル

クラッチレリーズを分解整備してかなり改善されましたが、

クラッチケーブルが内部で錆びているようで、まだまだ操作に渋さを感じます。

ケーブルを交換するだけですが、純正品は販売中止なので、

他車種の物を流用するか社外品に交換します。

4.フロントフェンダー

ステーが折れているので交換したいところですが、

程度の良い物はなかなか手に入りません。

ヤフオクに出品されている物も同様に破損していたりします。

気長に探しますか。

5.左側気筒のプラグキャップ

左右まとめてNGK製のプラグキャップに交換しましたが、

左側は長さ不足で冷却フィンにプラグキャップが接触しています。

長いプラグキャップに交換します。

6.オイル上がりまたはオイル下がり

吹かすとマフラーから白煙が出ていて、オイル上がりまたはオイル下がりのようです。

サイレンサーの中に溜まったカーボンにも粘り気があります。

オイル下がりだとすればステムシールの交換が、

オイル上がりだとするとオーバーサイズピストンへの交換とボーリングが必要になるかもしれません。

少なくとも腰上は分解整備しなければなりませんが、部品が入手出来るかどうか。

オーナーと話しをしましたが、あと1ヶ月ほどもう少し整備をして、

一旦返却することにしました。

上記の4と6以外は処置することにします。

本当はエンジンをオーバーホールした方が良いのは重々承知ですが・・・。