CL125 その51 キーシリンダー移植準備

メンテナンスをしても、イグニッションスイッチはキーの回転にやや引っ掛かりがあります。

また、通常ならイグニッションスイッチとステムのハンドルロックは

同じキーで操作できるわけですが、この車両では異なってしまっています。

ハンドルロックのキーはついていなかったそうなので、ロックをかけることも出来ません。

過去にイグニッションスイッチだけを交換されたようです。

ちょうどヤフオクでイグニッションスイッチとステムのキーシリンダーが

セットで出品されていたので落札しました。

落札部品。

ステム、トップブリッジ、イグニッションスイッチがセットです。

ついでに同じ出品者から出品中だったタンデムステップも落札しました。

キー。

2本付属していました。

右のオリジナルのキー、使えないことはないのですが残念ながら曲がっていて亀裂も入っています。

左はコピーキーですが、シリンダーの回転はスムースでした。

ハンドルロックキーシリンダーの分解。

移植にあたって取り外してメンテナンスします。

まずはプラスのスクリューを緩めてカバーを取り外します。

キーシリンダーの抜き取り。

カバーを外したらキーを入れて回し、シリンダーを抜き取ります。

メンテナンス完了。

抜き取ったシリンダーをパーツクリーナーで洗浄して給油しました。

ステムのベアリングレースの状態。

ヤフオクの出品者説明によると、ステムはオマケです、とのことでした。

曲がりは測定してみないとわかりませんが、ベアリングレースにはボールの打痕があって

状態は良くありません。

ただ、現在取付けてある物よりはひょっとすると状態が良いかもしれません。

なにしろ色々酷い状態なので。

イグニッションスイッチの取り外し。

フックスパナでナットを緩めてステーから取り外します。

取り外し完了。

コネクターからの端子の抜き取り。

カッチカチに硬化した保護チューブを交換したいので、端子を抜き取ります。

自作工具で端子の爪を曲げて抜き取ります。

保護チューブ抜き取り。

スイッチの接点洗浄。

水抜き穴から接点復活剤を吹き込んで洗浄します。

コネクターの端子。

こちらも接点復活剤で洗浄します。

コネクターへ引っかける爪は起こしておきます。

完成。

綺麗になりました。