ようやくオーナーの元に車両を返却することができました。
車両を預かったのは2014年の年末、今は2015年の5月なので約5ヶ月が経過しました。
本当はもっと早く仕上げたかったのですが、想像以上に車両の状態が酷く、時間がかかってしまいました。
最後の細かい作業の紹介をします。
タンデムステップ。
上は元々付いていたセット、下がヤフオクで購入したセットです。
車体左側のタンデムステップは本来、エキパイとの干渉を避けるために
下のセットのように長くなければなりません。
しかしこの車両に元々付いていたのは左右とも短い物でした。一体どこから持ってきたんだ???
分解メンテ。
錆が酷いですが出来るだけ整備します。
取付け。
本当は矢印部の四角いワッシャーは1枚だけなのですが、
ガタが大きく収納時に固定されないので2枚にしています。
エンジンオイル交換。
前回のオイル交換からはブレーキのチェックやキャブセッティングのための試運転程度しかしていません。
しかしフラッシングを目的にオイル交換したところ、予想通りかなり汚れていました。
長年オイル交換されていなかったようで、溜まっていたエンジン内部の汚れが洗浄されたようです。
新しいオイルの注入。
オイル上がりまたは下がりの症状が出ているので、気持ち多めに入れておきます。
オーナー殿、マメにオイル量のチェックをお願いします。
フロントブレーキトルクロッド固定ボルトの緩み止め処理。
ボルトを増締めしてから緩み止めのための特殊ワッシャーを折り曲げます。
ステアリングダンパー取付け。
外していたステアリングダンパーを取付けます。
必要性をあまり感じないですけど。
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オーナーが引き取りに来ましたので、数点説明をして引き渡しました。
エンジンは冷えていましたが、キック1発で始動、無事に出発していきました。
元気でな~~~(^^)/
一旦整備完了としましたが、1ヶ月位乗ったらボルトの緩みや、
ガソリン漏れなどチェックしたいので乗ってきて下さいな。
本当はエンジンも全バラにして整備したかったところですが、
それではさらに時間も費用もかかってしまいます。
気になるようならまた冬にでも作業しましょう。
部品が入手できるか分かりませんが・・・。
交換した部品。
大量に交換しました。
作業場。
片付けてリセットしました。
さて、次はどうしようかな!?・・・、
・・・実は次の整備車両が決まっています。
何故か不思議とまたホンダの125CCです。
近いうちに連載開始しますので乞うご期待!!