オーナーと相談した結果、今年2015年の冬もお預かりして修理を行うことにしました。
いよいよエンジンも着手することになりますが、相手は40年以上前の車両です。
部品が入手出来るかが問題です。
状態確認のために自宅近くを試走。
旧車には田舎道が似合います。
右側シリンダーのプラグ。
1ヶ月ほど前に新品に交換し、しばらく様子をみてもらったのですが、外してみるとやっぱり真っ黒でした。
原因として真っ先に思いつくのはキャブレーターの不具合によるカブリですが、
オイル下がりまたは上がりのせいかもしれません。
サイレンサーの内側はオイルでベトベトです。
キャブレーター。
本体とフロートチャンバーの合わせ面からガソリンがにじんでしまっています。
パッキンはキースター製の新品に交換したんですけどね。
チャンバーはネジではなく、バンドでの固定なので、そもそも密着力が弱いのかも。
排気漏れしているエキパイ。
取外してみます。
取外したエキパイ。
やはりフランジ部分が取れてしまっていました。
旋盤で挽いて作ったと思われるフランジが溶接してあったのですが、強度が不十分でした。
サイドカバー。
ヤフオクで割れていないカバーが入手できたので交換してみました。
割れはありませんが、それなりに傷があります。
まあ、40年前の部品なので仕方ないですね。
さて、まずはエキパイを修理しなければなりません。
溶接が必要なので、どこかに依頼することにします。
腕の良い依頼先が見つかると良いのですが。