CL125 その62 シリンダーヘッド取外し

2015年の年末に車体から降ろしたエンジンの分解を開始します。

中身はどうなっているのやら?

分解前の下準備。

ボルト・ナットは固着している可能性が高いので、

ラスペネなどの浸透潤滑剤をあらかじめ吹き付けておきます。

シリンダーヘッドカバーの固定ナット。

よく見ると工具をかけた痕跡があります。

過去に分解された履歴があるのかも。

コンタクトブレーカーの取外し。

ネジ2本を緩めて取外します。

あらかじめカムチェーンを抜いておかないと、シリンダーヘッドを取外すことができません。

そのために、コンタクトブレーカー、スパークアドバンサーを取外します。

コンタクトブレーカーの取外し完了。

次はスパークアドバンサーを外します。

カムシャフト端面のボルトを外します。

スパークアドバンサーの取外し完了。

カバーの取外し。

カムチェーンのスプロケットはこの中です。

カバーの取外し完了。

ガスケットで貼り付いていますが、プラハンで軽いて引っ張れば外れるはずです。

タイミングチェーンがずれてかかっていないか確認。

分解前の状態を確認してみます。

マグネットのマークを合わせた状態で、カムチェーンスプロケットのマークが真上に来ています。

問題ありませんでした。

カムチェーンを緩めます。

アジャスターのロックボルトを緩めます。

カムチェーンの接続部。

クリップを外してチェーンの接続を切り離します。

クリップは落としたり飛ばしたりしやすいので、

近くにマグネットをスタンバイさせておくと紛失防止になります。

カムチェーンの切り離し完了。

これでシリンダーヘッド、シリンダーをクランクケースから取外すことができます。

エンジンは完全分解するので、チェーンはクランクケースに落としてしまってもよいのですが、

変な場所に引っかかったりすると嫌なので、一応針金で吊っておきます。

シリンダーヘッドカバーの取外し。

ナットを対角に、外から中の順で緩めていきます。

シリンダーヘッドカバーの取外し完了。

ナットは全て無事に外れてくれました。

ブリーザーのシールドの取外し。

ガスケットで貼り付いているので、スクレーパーを差し込んで剥がします。

取外し完了。

カムシャフトに著しい傷みは無さそうです。

シリンダーヘッドの取外し完了。

手で持ち上げるだけで簡単に外れてくれました。

燃焼室内の状態などは後ほど紹介します。

次はシリンダーヘッドの分解です。