2015年の年末に車体から降ろしたエンジンの分解を開始します。
中身はどうなっているのやら?
分解前の下準備。
ボルト・ナットは固着している可能性が高いので、
ラスペネなどの浸透潤滑剤をあらかじめ吹き付けておきます。
シリンダーヘッドカバーの固定ナット。
よく見ると工具をかけた痕跡があります。
過去に分解された履歴があるのかも。
コンタクトブレーカーの取外し。
ネジ2本を緩めて取外します。
あらかじめカムチェーンを抜いておかないと、シリンダーヘッドを取外すことができません。
そのために、コンタクトブレーカー、スパークアドバンサーを取外します。
コンタクトブレーカーの取外し完了。
次はスパークアドバンサーを外します。
カムシャフト端面のボルトを外します。
スパークアドバンサーの取外し完了。
カバーの取外し。
カムチェーンのスプロケットはこの中です。
カバーの取外し完了。
ガスケットで貼り付いていますが、プラハンで軽いて引っ張れば外れるはずです。
タイミングチェーンがずれてかかっていないか確認。
分解前の状態を確認してみます。
マグネットのマークを合わせた状態で、カムチェーンスプロケットのマークが真上に来ています。
問題ありませんでした。
カムチェーンを緩めます。
アジャスターのロックボルトを緩めます。
カムチェーンの接続部。
クリップを外してチェーンの接続を切り離します。
クリップは落としたり飛ばしたりしやすいので、
近くにマグネットをスタンバイさせておくと紛失防止になります。
カムチェーンの切り離し完了。
これでシリンダーヘッド、シリンダーをクランクケースから取外すことができます。
エンジンは完全分解するので、チェーンはクランクケースに落としてしまってもよいのですが、
変な場所に引っかかったりすると嫌なので、一応針金で吊っておきます。
シリンダーヘッドカバーの取外し。
ナットを対角に、外から中の順で緩めていきます。
シリンダーヘッドカバーの取外し完了。
ナットは全て無事に外れてくれました。
ブリーザーのシールドの取外し。
ガスケットで貼り付いているので、スクレーパーを差し込んで剥がします。
取外し完了。
カムシャフトに著しい傷みは無さそうです。
シリンダーヘッドの取外し完了。
手で持ち上げるだけで簡単に外れてくれました。
燃焼室内の状態などは後ほど紹介します。
次はシリンダーヘッドの分解です。