ミッションの次はクランクシャフトです。
クランクシャフト。
左が元エンジン、右が部品取りエンジンの物です。
測定を行って、程度の良い方を選択しますが、
ベアリングがゴロゴロしていたり、手で容易に分かるようなガタがあれば、
測定するまでもなく不合格です。
幸いどちらも大丈夫でした。
クランクの端部の振れ測定。
まずは元エンジンの物からです。
左側0.043mmでした。
標準値0.02mm、使用限度0.08mmなので、使えなくはないが良くもない、といったところ。
Vブロックは持っていますが、定盤は持っていないのでガラス板で代用しています。
定盤を購入してしまおうかと思ったのですが、重い上に大きくかさばるのでやめました。
いつかガレージを建ててからにします。
右側の振れ測定。
0.032mm。
ベアリングのガタ測定。
まずは左側。ほとんどゼロでした。
標準値は0.05mm以下なのでOKです。
右側のベアリングのガタ測定。
こちらもほぼゼロ。OKです。
右側ベアリングの軸方向のガタ測定。
ここもほぼゼロ。標準値は0.05mm以下なのでOK。
コンロッドの大端部のガタ測定。
ここも左右共にほぼゼロ。OKです。
コンロッド小端部の振れ測定。
左側0.7mm、右側0.5mm。
使用限度は3mmなのでOK。
コンロッド小端部のガタ。
うまく測定は出来ないのですが、元エンジンのコンロッド小端部は
かじったような痕跡があり、ガタが大きめです。
元エンジンのコンロッド小端部内側。
かじった跡があります。
部品取りエンジンのクランクシャフト測定。
元エンジンと同じように測定します。
部品取りエンジンのコンロッド小端部のガタチェック。
元エンジンよりガタは小さいです。
内側にかじった痕跡もありません。
使うことにした部品取りエンジンのクランクシャフト。
測定値に大差はありませんでしたが、コンロッド小端部のガタの小さい
部品取りエンジンのクランクシャフトを使うことにしました。
以下は測定値のまとめです。
単位は全てmm。