CL125 その69 腰下 クランクシャフト点検・選択

ミッションの次はクランクシャフトです。

クランクシャフト。

左が元エンジン、右が部品取りエンジンの物です。

測定を行って、程度の良い方を選択しますが、

ベアリングがゴロゴロしていたり、手で容易に分かるようなガタがあれば、

測定するまでもなく不合格です。

幸いどちらも大丈夫でした。

クランクの端部の振れ測定。

まずは元エンジンの物からです。

左側0.043mmでした。

標準値0.02mm、使用限度0.08mmなので、使えなくはないが良くもない、といったところ。

Vブロックは持っていますが、定盤は持っていないのでガラス板で代用しています。

定盤を購入してしまおうかと思ったのですが、重い上に大きくかさばるのでやめました。

いつかガレージを建ててからにします。

右側の振れ測定。

0.032mm。

ベアリングのガタ測定。

まずは左側。ほとんどゼロでした。

標準値は0.05mm以下なのでOKです。

右側のベアリングのガタ測定。

こちらもほぼゼロ。OKです。

右側ベアリングの軸方向のガタ測定。

ここもほぼゼロ。標準値は0.05mm以下なのでOK。

コンロッドの大端部のガタ測定。

ここも左右共にほぼゼロ。OKです。

コンロッド小端部の振れ測定。

左側0.7mm、右側0.5mm。

使用限度は3mmなのでOK。

コンロッド小端部のガタ。

うまく測定は出来ないのですが、元エンジンのコンロッド小端部は

かじったような痕跡があり、ガタが大きめです。

元エンジンのコンロッド小端部内側。

かじった跡があります。

部品取りエンジンのクランクシャフト測定。

元エンジンと同じように測定します。

部品取りエンジンのコンロッド小端部のガタチェック。

元エンジンよりガタは小さいです。

内側にかじった痕跡もありません。

使うことにした部品取りエンジンのクランクシャフト。

測定値に大差はありませんでしたが、コンロッド小端部のガタの小さい

部品取りエンジンのクランクシャフトを使うことにしました。

以下は測定値のまとめです。

単位は全てmm。