お次はクラッチです。
クラッチAssy。
左が元エンジン、右が部品取りエンジンの物です。
一部の部品形状が違います。
分解比較。
部品取りエンジンのプレートの錆び。
露出していた部分が錆びてしまっています。
元エンジンのプレート。
フリクションプレートと摩擦する部分に過去に錆が出ていたようです。
フリクションディスクの厚さ測定。
両方のエンジンとも、標準値の3.5mmでした。
目立った摩耗はありません。
元エンジンのアウター。
接触痕はありますが、凹凸は小さく問題ないレベルです。
元エンジンのインナー。
こちらも再使用出来ます。
元エンジンのクラッチスプリングの自由長測定。
4本全て30.0mm前後でした。
サービスマニュアルによると、標準値は31.7mm、使用限度は31mmです。
使用限度を下回っています。
部品取りエンジンのクラッチスプリングの自由長測定。
こちらも4本全て30.0mm前後でした。
両方のエンジンとも同じ長さ?
へたっているにしては、両方のエンジンで同じ長さなのは不自然です。
ひょっとしてサービスマニュアルの記載が間違っている?
特に滑りなどは発生していなかったので、このまま再使用してみます。
点検後に仮組みしたクラッチAssy。
比較してみた結果、プレートの錆び以外はあまり大差がありませんでした。
錆が少なく、今まで使用出来ていた元エンジンのクラッチAssyを使うことにします。
何か問題があったとしても、クラッチはエンジンを車載した状態で交換出来るので、
この選択は比較的気が楽です。