CL125 その74 腰下 クランクケース洗浄

クランクケースの洗浄をします。

クランクケースだけは、比較するまでもなく元エンジンの物を使います。

なぜかというと、部品取りエンジンの物は一部が欠けてしまっているからです。

部品取りエンジンのクランクケース。

これは左側です。ジェネレーターカバーの位置決めノックピンの穴が、

欠けてしまっています。不採用。

洗浄前のクランクケース。

カムチェーントンネル横のスタッドボルト2本は抜かずにそのままです。

実は抜こうとしたのですが、がっちり固着していました。

無理をすると折ってしまいそうな危険な感触がしたのでそのままです。

合わせ面に残った液体ガスケットの除去。

スクレーパーで慎重に取り除きます。

ガスケットだけを簡単に取り除けて、塗装や金属を侵さない

魔法のリムーバーが存在すれば良いのですが、

そんな物は世の中にないので、地道に慎重にスクレーパーで除去します。

楽しくない作業ですが大事な作業なので頑張ります。

ノックピン穴の掃除。

ピンが錆びて固着していた穴を掃除しておきます。

リューターに小型のワイヤブラシを組み合わせて作業します。

ネジ穴の掃除。

汚れや錆が溜まっているネジ穴はタップを立てて掃除しておきます。

洗浄が完了したケース。

きれいになりました。

洗浄は加温したサンエスK1を使用しました。

ウェットブラスト処理とかすれば、そりゃーもうピッカピカ!になるのでしょうが、

エンジンだけ目立ちすぎてもおかしいので、このままにしましょう。