クランクケースの上下の組立てが完了したので、
次は側面の組立てです。
まずはクラッチ側(右側)から作業します。
シフターのリターンスプリングのピンへの緩み止め塗布。
緩んでしまうと大変なことになるので念のため。
ピンの組込み。
シフトシャフトのオイルシールへのグリス塗布。
・・・綿棒は毛羽が脱落して残ってしまうので良くないですね。
一度塗ったグリスを取り除いてから指で塗り直しました。
シフトシャフトの組込み。
シフトシャフトの組込み完了。
リターンスプリングがピンを挟み、
爪がシフトドラムのピンにかかる位置へセットします。
シフトシャフトの固定。
反対側でサークリップで固定します。
シフトドラムストッパーの組込み。
これも固定ボルトには緩み止めを塗布しておきます。
シフトペダル仮組み。
仮組みして、
シフト動作の確認。
シャフトを回しながら実際にシフト動作をさせて、
問題ないことを確認しておきます。
オイルポンプの組込み準備。
ストレーナー部をオイルに浸し、ピストンをストロークさせて、
オイルが正常に圧送されるかテストしました。
オイルは人間の血液みたいなものです。
正常に送られないと一大事です。
クラッチハウジングへのオイルポンプ駆動アームの固定。
新品のサークリップで固定です。
サークリップ取付時はくれぐれも拡げすぎないように!
拡げすぎると塑性変形してしまい、いくら新品でも外れやすくなってしまいます。
オイルポンプ取付け面の確認。
例によってカエリなどがないか、
オイルストーンでチェックしておきます。
ガスケットキット。
ホンダ純正の新品が入手出来ました!
・・・しかしこの後、問題が発生するとは、この時は夢にも思わず・・・。
クラッチハウジングとオイルポンプの組込み。
まとめて組込みます。
オイルポンプの座面にはガスケットキットのガスケットを入れます。
オイルポンプ固定ボルトの緩み止め作業。
ワッシャーの爪を起こして緩み止めにします。
クラッチリフターの挿入。
入れ忘れるとクラッチが切れなくなってしまいます。
クラッチハウジングの固定。
新品のサークリップで固定します。
元々付いていた物と同じで、形が左右非対称です。
理由をご存じの方、教えて頂けると嬉しいです。
クラッチ板の組込み。
プレッシャープレート、スプリング他の組込み。
長くなってきたので後編へ続きます。