CL125 その98 燃料コックのニップル修理

燃料ホースを燃料コックから引き抜こうとしたところ、

ホースだけが抜けず、コックのニップルも抜けてしまいました。

ホースが簡単に抜けないように、ニップルにはカエシがついています。

しかしCLのそれはエッジが鋭すぎで、ホースを抜きたいときにホースだけが抜けず、

今回のようになってしまいます。

過去の修理時にも苦労したようで、カッターナイフで燃料ホースを

切開した痕跡がニップルに残っていました。

ニップルを復元するついでに対策しておきましょう。

燃料コックから抜けてしまったニップル。

圧入してあるだけのようです。

ニップルの復元。

鋭すぎるニップルのカエシのエッジは、サンドペーパーで少し削って丸くしました。

これで必要以上にホースが引っかかることはありません。

ニップル自体は2液混合のエポキシ接着剤を塗ってから圧入しました。

復元完了。

エポキシ接着剤は耐ガソリン性があるので、ガソリンに侵される心配はありません。

昔、ZXR250に乗っていた頃、ガソリンタンクの錆取りをしたところ、

タンクに穴が開いてしまったことがあります。

その時、2液混合のエポキシ接着剤で穴を塞ぐ応急措置をしましたが、

その後数年間乗っても全く問題はありませんでした。