右側面から。
引き続き点検してみましょう。
クラッチワイヤー。
取り回しが変です。タンク外側に干渉してしまっています。
キックペダル。
断言は出来ないのですが、このペダル、この車両用なんでしょうか?
出っ張りすぎなような気がします。
キャブレター。
外観の腐食などはあまり目立たず綺麗ですが、
フロートチャンバーのドレンからガソリンが滲んでいます。
スイングアームピボットシャフト。
ここに隙間が有って良いのか???
ブレーキペダルピボット部。
割ピンが短すぎで、脱落の恐れがあります。
また、元々はワッシャーが入っていたと思うのですがどうでしょう?
パーツリストを入手して確認します。
リアブレーキ。
この車両の最も恐ろしかった箇所がここです。
ブレーキカム軸にアームが固定されておらず空回りしていて、
リアブレーキが全く効かない状態でした!!
いくらノークレーム・ノーリターンのオークションとはいえ、
ブレーキも効かない車両を売るとはとんでもねえ野郎がいるもんです。
その旨が説明されていてジャンク扱いなら構いませんけど。
エンジンマウント部。
共締めされた何かのステーの残骸が残っていました。
エンジンガードでも付けていたのかな?
フロントフェンダー。
ステーが折れてしまっています。
シート下。
元々ハーネスは保護チューブかハーネステープで保護されていたと思うのですが・・・ありません。
配線が板金のエッジに接触している箇所もあります。
フレームはリペイントされていました。
鏡面に研磨された形跡のある部品もあるので、
どうやら過去にレストアされたことがあるようです。
しかしその後、適当なメンテナンスの時代があったようです。
分解しない点検だけでもかなりの不具合箇所が見つかりました。
安心して気持ちよく走れる状態にするのはなかなか大変な状態です。
しかし、仕上がりを急がないこと、ある程度費用はかけられるとのことなので、
しっかり直していくことにします。