四輪車のホイールのタイヤ脱着をやってみた 2021/12

 四輪車のホイールからのタイヤ脱着をやってみました。理由は「やってみたかったから」。必要性も何も全くなく興味だけです。

 なぜ興味があったかというと、バイクと比べると簡単らしく比較してみたかったこと。タイヤセットを処分する機会があったのでやってみました。

タイヤ脱着を試すホイールセット。

 日産マーチで履いていたお古のスタッドレスタイヤです。この冬の新調で訳あってホイールも交換したので不要になりました。タイヤサイズは165/70R14、ホイール幅は5インチ。

ビード落し。

 バイクのタイヤ交換時に使っているビード落しでビードを落とします。ところがタイヤが変形して逃げてしまい、なかなかビードが落ちてくれません。ビードがリムに貼り着き気味だったこと、二輪車用タイヤと比べて柔らかいサイドウォールが原因のようでした。グイグイ押すこと数回、ビードは落ちました。

タイヤの取り外し。

 バイクの時と同じくタイヤレバー3本を使ってタイヤをホイールから取り外していきますが、タイヤが柔らかい! バイクより断然簡単です。

 バイク用タイヤ、さらにはデュアルパーパス車のタイヤなんかだと硬くて苦労しますが、それとは真逆、楽チン楽チン。

裏側の作業。

 こちらも楽勝です。ただしもっと幅広で低扁平のタイヤだと作業しづらいのかも。

取り外し完了。

 話には聞いていましたが、バイクと比べると本当に楽でした。さて次は逆にはめ込んでみましょう。ビードにはビードクリームを塗りました。

装着中。

 楽! ビードが簡単にリムを越えていきます。タイヤレバー1本で作業できてしまいます。

装着完了。

 いやー、簡単簡単! 最後はビード出しです。無謀にも?ハンドポンプでチャレンジしましょう。バイクより容積が大きいのでハンドポンプでは大変そうです。が、とりあえずやってみるのだ。

 ハンドポンプでもビードは上がるのです。↓は過去に私がYouTubeにアップした動画です。

  コツをつかめば意外に簡単 バイクのタイヤ交換

ハンドポンプ接続の図。

 「バンッ!」圧力が1キロにも満たないうちにビードが上がりました。規定圧を超えて2.5キロ位にならないとビードは上がらないだろうと思い込んでいたので意外です。ハンドポンプを押し続けるのはしんどいので、簡易コンプレッサーに付け替えようかと思っているころにビードが上がってしまいました。

 結論、四輪車のホイールからのタイヤ脱着は簡単。二輪車と比べると楽勝です。

 しかし分かりきったことですが自分で行う意味も必要性もありません。組み換え工賃は大概タイヤ代に含まれるし、それを自分でやるといっても大して安くもならないでしょう。また、簡単とはいってもこの作業を4回しなければいけないこと、ダイナミックバランスをとるには専用測定器が必要なことを考えると自分で行う意味はないでしょうね。