トヨタ自動車。世界トップレベルの品質、信頼性の自動車を製造する日本を代表するメーカーです。私はバイクにはこだわります。しかし車は故障無く無難に走れば十分、と思っているのでトヨタ車を選んでいます。トヨタ車なら故障したとしても諦めがつきます。
そんな理由もあって昨年、18年間乗ったトヨタのウインダムから再び同社のオーリスへ乗り換えました。10年以上経過の中古車とはいえ概ね快調に走っていて大きな不満はありません。
しかし1つ気になっていることがあります。長野県の冬はスタッドレスタイヤを装着するので、冬の前後にはタイヤ交換をします。さほど難しくないので私は自分で行っているのですが、気になったのはその作業でのことです。
ジャッキアップ。
フロアジャッキは持ち合わせていないので、車載のパンタグラフジャッキです。クランクを回すと車体が持ち上がるわけですが、クランクを回すのがとても重いのです。かなり力を入れないと車体が上がりません。以前に乗っていたウインダムでも車載ジャッキを使っていましたが、その時は感じなかった重さです。
車重はウインダムの方が重かったのになぜなのか。ウインダムは廃車にしましたが、車載ジャッキは保管してあります。バイク整備で活用できるためです。比較してみます。
ジャッキ本体の比較。
左がウインダム、右がオーリス。各部のサイズはほぼ同じです。目測ですが、ネジ棒のネジピッチも同じようでした。操作時の重さの違いはジャッキ自体の差ではありません。
付属のクランク。
上がウインダム、下がオーリス。・・・クランクの肝心な部分の長さが全く違います。直角部の長さがウインダムの物と比較してオーリスは6割ほどしかありません。これがクランクを回すのが重く感じられた理由です。
トランクのトレーへの収納状態。
推測になりますが、ここに収まるように短い設計にしたのでしょうか。短いほうがわずかとは言え軽量化できて、コストも下がります。
しかし人が回して使う、という肝心の機能が果たせない設計はいけません。大人でも強く力をかけられない人だと回せなさそうです。
トヨタには素晴らしい製品を作り続けてほしい。例え車載ジャッキでもです。たのむぞ、トヨタ!