ウインカーリレーを分解してみた

2020/7/11

2ヶ月ほど前から、スロットルボディを徹底的に分解して色々調べました。

今回はウインカーリレーを分解して中身を調べてみました。

分解するウインカーリレー。

平成7年式ZZ-R1100 D型の物です。

入手先は例によってヤフオクで、必要だった他の部品とまとめて落札しました。

落札価格は90円です。

缶ジュース1本より安いので、勉強用にしても高くないでしょう。

メーカー表示。

自動車部品を多く手がけるデンソー製です。

そしてMADE IN JAPANの表示。

最近はこの表示を見ると安心します。

コネクター。

コネクター内には3ピン分のスペースがありますが、実装されているのは2ピンだけです。

カバー取り外し。

どれどれ、中身はどうなっているのかな?

・・・樹脂が充填されていました。

カバーの切断。

このままでは中身が見られないので、カバーを切りました。

内部は完全に樹脂が充填されています。

触ってみた感触では、シリコン系の充填材のようでした。

湿気や振動から部品を守るのが目的でしょうか。

色といい、感触といい、まるでヨウカン。

構成部品。

抵抗3個、電解コンデンサー3個、セラミックコンデンサー1個、半導体2個。

3ピンの半導体はトランジスターで、2SK972とマーキングされていました。

一般的にはもっぱら「ウインカーリレー」と呼ばれていますが、

コイルとメカ接点を組み合わせた、いわゆるリレーは入っていないのでした。

まあ、動作時にカッチ、カッチという音がしないことは、友人のZZ-R1100(D型)で知っていたので、

機械式のリレーが入っていないことは予想していたのですが。

充填された樹脂をホジホジ取り除いてこの状態にするのに1時間ほどかかりました。

頑張った割にはあまり興味深い発見はなく、目だけが疲れたのでした。

この記事をここまで読まれた方も、あまり楽しくはなかったのでは?

実はもう1個、ヤマハ マジェスティ用のウインカーリレーも入手しています。

当初は同じく分解してみようと思っていました。

しかし、今回のリレーと同じようにあまり楽しめないかもしれないと思うと、

分解をためらってしまうのでした。