ウインダム ISCV清掃 2018/4

愛車、ウインダムのエンジンがかからなくなってしまいました・・・。

自宅から500mほどのドラッグストアから帰ろうとしたところ、

セルを回してもエンジンが始動しません。

アクセルを少し踏みながらセルを回すと始動するのですが、

アクセルを戻すとエンストしてしまいます。

アクセルを踏み続け、ごまかしながら何とか帰ってきました。

途中、走行中にエンストすること数回。

エンジンが止まると、パワステが効かなくなるので、

ハンドル操作が激重になります。

危ない危ない!

愛車のウインダム、1998年式です。

今年は2018年なので、もう20年落ちです。

1998年といえば、長野オリンピックの年、もはや昔です。

先日のトランク雨漏りの件もあって、買い替えも頭をよぎります。

しかし今回の故障、Webで調べてみるとウインダムでは結構よくある故障のようで、

清掃だけで修理している事例が見つかりました。

「ISCV」がうまく動作しないのが原因のようです。

「ISCV」は、Idle Speed Control Valve、アイドルスピードコントロールバルブの略です。

スロットルバルブのバイパス経路の空気量を制御して、

アイドリング回転数の制御をしています。

ブローバイガスにさらされるので、長年の使用でカーボンが蓄積して固着し、

正常に動作しなくなるようです。

カーボンの清掃はそれほど難しい作業でもなさそうなので、分解して清掃することにします。

ウインダム。

トランク雨漏り、フェンダー錆び、塗装の表面剥がれと、老朽化が目立ちます。

もしもディーラーとかに修理を依頼したら、

「エッ、これを直すんですか!?買い換え如何ですか?」と言われそうです。

分解作業。

スロットルボディを取り外します。

接続されているクーラントホースは、クランプして塞いでから抜きます。

取り外したスロットルボディ。

本来は非分解で、Assy交換するようなのです。

しかし今回は下部のISCVを分解清掃します。

ISCV。

中にはカーボンが溜まっていて、バルブが固着気味でした。

キャブクリーナーでお掃除。

真っ黒々です。

墨汁のように汚れが出ます。

清掃完了。

バルブは抵抗無く回転するようになりました。

部品の向きに気をつけながら組み立てて復元します。

調整箇所は分解前に目印をつけておき、組み立て時にできるだけ分解前と同じ状態になるようにしました。

バルブの軸は両端がベアリング支持されています。

ベアリングの油分も洗い流されてしまったはずなので、スプレーグリスで潤滑しておきました。

復元作業中。

ダクトのジャバラ、亀裂はありませんでしたが、老朽化のためカチカチに硬化しています。

本来は交換すべきですが・・・、いつまで続けて乗るか分からないのでこのままとします。

作業の結果、直りました。

エアコンのコンプレッサーがオンオフする時の回転変動も小さくなりました。

やはりISCVが固着していたようです。

これでもうしばらく乗れるかな・・・、ってそろそろ

まじめに買い替えを検討しなきゃいけませんね。