ダイハツ ムーヴ コンテの修理

四輪車の整備はあまりしないのですが、今回は訳あって、

母の車であるダイハツ ムーヴ コンテの修理をします。

修理する部分。

外出先の駐車場で、当て逃げ!されてしまったそうです。

バンパーからヘッドライトの上辺りまで、他の車がぶつかったようです。

フェンダー先端部は内側に曲がっているので、ボンネットとの隙間が狭くなっています。

このままでも乗れないことはなく、実際に乗っているのですが、ちょっと問題があります。

別角度から。

問題は、ヘッドライトが傾いてしまっていることです(写真では判りにくいですが)。

つまり、光の照射方向、光軸が狂ってしまっています。

これでは前方を正常に照らせない他、車検も通りません。

光軸は調整できるようになってはいますが、ヘッドライト自体が大きく傾いていれば、

調整範囲を超えてしまい、調整しきれません。

ディーラーへ修理見積もりを依頼したところ、16万円!だったそうです。

完璧に修理するならそこまでかかるのかもしれませんが、

そんな必要も無いと思うので、自分で修理してみます。

分解。

フロントグリル、ナンバープレート、バンパー、ヘッドライトの順に取り外し。

ほとんどの固定箇所は樹脂製のリベット固定でした。

慣れればここまでの分解は10分もかからないでしょう。

フェンダー取付け部。

フェンダー、ステー共に曲がってしまっています。

本来は矢印部に隙間はありません。

無傷の反対側を参考にして曲げ戻します。

使われている板金、結構薄いんですね。

手で掴んでエイエイ、グイグイとやるだけで、結構修正できました。

ヘッドライトの固定部分。

衝突でネジが無理に引き抜かれたせいで、ネジが効かなくなっていました。

完璧に修理するなら、ヘッドライトユニット丸ごと交換です。

しかしここ以外に破損はないので、交換はあまりにももったいないです。

そこで、

1mmほど太く長いネジへ交換。

左が元々の物、右が交換した物です。

手持ちでちょうど良いものがありました。

ネジ頭は六角からプラスになりますが、問題はありません。

修理完了。

ヘッドライトの傾きはほとんどなくなりました。

フェンダーとボンネットの間の隙間も均一になりました。

フェンダーの下部には膨れてしまった部分が残っていますが、機能上は問題ありません。

塗装がはがれた部分は、錆を防ぎ目立たなくするためにタッチペンで塗ります。

光軸の確認調整。

車検場近くのテスター屋へ持ち込んで、光軸の確認調整を依頼しました(検査料金1,080円)。

微調整だけで、正常範囲に調整できました。

これで、3ヵ月後に予定の車検も無事にパスできそうです。

見積もり16万円に対し、かかった費用は合計で1500円ほど、作業時間は約3時間で済みました。

しかしそれにしても、当て逃げの相手には頭に来ますな!