フロントフォークを点検します。
この車両、社外品のフォークガードが取り付けられているのですが、
少し問題がありました。
フォークガード固定の結束バンド。
5mmほど端部を残して切断されています。
いけませんねぇ。
何故いけないかと言うと、端部で怪我をすることがあるからなのです。
結束バンドの切断面は鋭く、うっかり触ると手を傷つけてしまうことがあるのです。
昔、私が機械保全の仕事をしていた頃、中途半端に残して切っていたら、
先輩に注意されたことがありました。
特に機械の電装ボックスの内部なんかだと、狭いので要注意なのです。
切断しないのも危険で、目を突いてしまうこと恐れがあります。
作業に集中していると、意外と目視しにくいのです。
切れた結束バンド。
手直しを考え、少し触っただけで切れてしまいました。
カチカチに硬化しています。
ちょうど交換タイミングでした。
取り外したフォークガード。
一旦外してお掃除します。
干渉部分のカット。
内側はフェンダーに干渉していました。
少し削って逃がしてありましたが、不十分だったので追加工。
結束バンドの切断部。
このように、面一(ツライチ)で切断するのが原則です。
こうしておけば、触れても怪我をすることはありません。
点検・手直し完了。
インナーチューブに傷や錆びはなく、状態は良好でした。
いつも清潔にして、油分を保つようにすれば長持ちします。