建築模型製作その6 屋根・外壁仕上げ

屋根と外壁を仕上げます。

屋根の下地貼り付け。

9mmの構造用合板を模して、0.3mmのプラ板を貼ります。

本来は全面に貼ります。

しかしこの模型では、カットモデル的に構造が分かるように仕上げるため、

半分ほどに留めます。

防水シート貼り付け。

屋根下地の次は、防水シートを貼ります。

目的が防水なので、屋根の低い側から高い側の順に貼り、繋ぎ目は重ねます。

防水シートに模して貼ったのは、0.1mmのプラ板、プラペーパーです。

商品名の通り、紙の様に薄いです。

屋根材の製作。

艶消しの写真用紙、フォトマット紙へ屋根の模様を印刷。

屋根はガルバリウム鋼板を予定しています。

屋根の模様は、エクセルで作りました。

スプレーのり塗布。

屋根材の貼り付けには、3Mのスプレーのりを使いました。

スプレーすると、ポストイットのように貼ったり、剥がしたり出来る粘着面になります。

屋根材の貼り付け。

実際の施工を模して、屋根材1枚毎に貼ります。

屋根材貼り付け作業イメージ。

平屋のガレージとはいえ、屋根の一番高い場所は、地上から3.5mほどの高さになります。

安全第一、絶対に落ちるわけにはいきません!

そこで実際の建設時は、足場業者に依頼して周囲に足場を組んでもらう予定です。

屋根の完成。

完成イメージを確認するため、全体を1枚で作ったものを被せています。

色は一旦グレーにしてみましたが、検討中です。

外壁への防水透湿シート貼り付け。

次は外壁です。

便宜上、屋根は一旦取り外してあります。

コーナー部分への「出隅(ですみ)」の取り付け。

外壁には、「窯業系サイディング」を貼る予定です。

窯業系サイディングは、セメントを主材料とした不燃の外壁材です。

私の住む地域は、「建築基準法22条指定区域」、通称「法22条区域」に指定されています。

この区域内で、敷地境界から3m以内に建築物を建てるには、屋根と外壁を不燃材で覆う必要があります。

もらい火による延焼を防止するためです。

そのため、外壁に窯業系サイディングを貼ります。

サイディングは平板ですが、カドの部分は直角に製造された専用の「出隅」を取り付けます。

平板のサイディング取り付け。

出隅の次は、平板のサイディングを貼っていきます。

屋根と同様、サイディングを模したこの紙もインクジェットプリンターで出力したものです。

採用予定のサイディングのメーカーホームページに、CG作成用のデータが用意されています。

それをフォトショップで加工しました。

サイディングの元のサイズ。

幅455mm、長さは3030mm(10尺)です。

重さも約20kgあります。

これを場所に合わせて切断して取り付けるので、ハンドリングはなかなか大変そうです。

腰を痛めないように注意しなきゃいけません。

北側と西側の2面が完成。

南側正面。

シャッターや窓の開口があるので、サイディングの形状も複雑になります。

切断が大変そう。

東側。

屋根と同様、カットモデル的に仕上げたいので、部分的に貼っています。