バルブクリアランス点検調整(84000キロ)

不調というわけではなかったのですが、バルブクリアランスの変化と

カムシャフトのムシ食いが気になっていたので点検することにしました。

ヘッドカバー取り外し完了。

結構空間があって作業性は悪くありません。

さて、中身はどうなっているかな?

ヘッド内(#4付近)。

予想以上に綺麗な状態でした。

オイルを定期的に交換しているせいかスラッジの堆積はありません。

また、予想に反してカムシャフトのカム山のムシ食いもありませんでした。

ヘッド内(#1付近)。

こちらも綺麗なもんです。

私はエンジン始動後に停車したままの暖気運転はせず、すぐに低速で走り出すのですが、

カム山のムシ食いについてはそれが良かったのかもしれません。

長時間の暖機運転はカム山のムシ食いの原因になるらしいので。

交換したシム。

バルブクリアランスを測定したところ、吸気側、排気側共に全て標準値より狭い側になっていました。

バルブとバルブシートの当たり面が磨耗してきて、バルブが上がってきているようです。

吸気側 標準値0.13~0.18mmに対して0.10~0.15mm。

排気側 標準値0.18~0.23mmに対して0.05~0.18mm。

バルブクリアランスが標準値になるようにシムを購入して交換するわけですが、

元々入っているシムを出来るだけ生かして新規購入を出来るだけしないようにするには

やりくりがちょっと面倒です。こっちのをあっちに移して、空いた所に向こうのを持ってきて・・・。

最終的には新しく10枚を購入して交換しました。

交換したヘッドカバーガスケット類。

ヘッドカバーガスケットは全て新品に交換です。

工場組み立て時と思われるシール剤が塗られていたので、

どうやらガスケット交換は初めてのようでした。

調整後のフィーリングの変化は・・・

分かりませんでした。

バルブクリアランスが狭い = バルブが閉まりきらない = ガスが漏れて圧縮が下がる、ということなので、

クリアランスが適正になれば圧縮が回復するかな?と思ってたんですけど。

まあ、元々調子は悪くなかったので当然といえば当然ですけどね。