作成 2019/9
編集2020/9/30
松本市中心部の博物館・資料館の一つ、「日本ラジオ博物館」の紹介です。
ラジオ放送黎明期からの数々のラジオが展示されています。
運営されているのは個人の方で、1000点を越えるコレクションの一部を展示しているそうです。
※2020/7、松本市内で移転したようです。
訪れる方は場所をご確認下さい。
博物館外観。
200年以上前に建てられた蔵を改装しているそうです。
1F。
古いラジオがところ狭しと並んでいます。
鉱石ラジオ。
鉱石、つまりは石を使って電波から音声信号を取り出します。
電波が強くないと使えず、調整も大変だったとか。
古いラジオの数々。
この辺りは戦前の製品です。
使われているのはトランジスター、ではなくて真空管です。
電気パン焼き器。
基本はラジオの博物館ですが、他の電気製品も展示されています。
これはその1つで、1947年頃製造の電気式のパン焼き器です。
内側にパン生地を入れて焼くのは、現代の物と同じです。
しかし、内側の灰色の部分は電極板で、コンセントからのAC100Vが直接かかっています。
通電状態でうっかり触れば感電してしまいます。
現代では絶対許されない恐ろしい構造です。
トヨタ自動車製のラジオ。
こちらも1947年製。
トヨタがラジオを生産?
敗戦で軍需品の生産を禁止されたため、一時的にラジオを作っていたそうです。
1964年の東京オリンピック記念ラジオ。
日の丸をモチーフにした、シンプルで明瞭な素晴らしいデザインです。
来年2020年、2回目の東京オリンピックが開催されます。
初代ウォークマン。
実物は初めて見たかも。
このモデルではないですが、私も持ってました。
カセットテープの貸し借りとかしたっけ。
初代iPod。
iPodも博物館で展示されるようになったのか!、と感慨深いものを感じます。
しかし2001年製造なので既に18年経過、無理もないです。
電気洗濯機と電気冷蔵庫。
この頃の洗濯機、脱水はローラーに洗濯物を挟んで通して行います。
現代の遠心式の脱水と比べたら、あまり脱水できないように思いますが、どうだったんでしょう?
2Fの展示。
特別展「1980年代という時代 バブル前後のラジオとテレビ」が、
2020年1月10日まで行われています。
ステレオラジカセ。
似たような物が、小学校か中学校の教室にあったような気がします。
今の学校の教室には何があるのでしょうか?
パソコンとプロジェクターかな?
ファミコンとVHSのビデオデッキ。
ファミコン、たくさん遊びました。
初めて買ってもらったソフトは、「アイスクライマー」だったっけ?
ダブルラジカセ。
おお~、こんなのあったわ~!!
ダビング(カセットテープ同士でのコピー)が出来ます。
カセットテープが3つ入るトリプルもあったような!?
CDダブルラジカセ。
私の家にもPanasonic製があり、夜はFMラジオ聴いていました。
最近はこのようなバブル期のラジカセを「バブルラジカセ」と呼ぶそうです。
他には、レーザーディスクデッキや、テレビなども展示されていて、楽しいです。
製品を通して、日本の歴史をたどることもできます。
1980年代の製品の展示は、懐かしい気持ちになりました。
見る人の年齢によるんでしょうけど。
入館料は500円でした。
所要時間は1時間位でしょうか。