R1-Z(その25・・・ジェネレターコイル点検・修理)

ジェネレーターコイルAssyですが、配線を保護してまとめているハーネスチューブが

カッチカチに硬化していて、折り曲げたところ割れてしまいました。

ハーネステープでも巻いておいても機能的には問題ありませんが、

それでは気に入らないのでチューブを交換することにします。

元エンジンのジェネレーターコイルAssy。

機能的には問題はありませんでしたが、曲げたところチューブがパキっと割れました。

ちなみに新品だと56,070円(2014/2現在)です!

ニュートラルスイッチへの接続端子。

取り付けビスを緩めるときにスプリングワッシャーで巻き込んで破損してしまいました。

これも交換して修理します。

さて、ハーネスチューブの交換ですが、当初はカプラーから端子を引き抜き、

配線をチューブから抜いて交換することを考えました。

ところが、カプラーの端子がなかなか抜けません。

端子のツメを折り曲げてカプラーから引き抜くわけですが、クリアランスが狭くてうまくいきません。

あまり無理をするとカプラーを傷めてしまうので、逆方向からアプローチすることにしました。

コイルやピックアップの半田付けを一旦外してしまうことにします。

問題のカプラー。

左の2つの見慣れないカプラーの端子が引き抜けません。

分解前の記録。

配線の色と位置、取り回しを記録しておきます。

デジカメってほんとに便利。

配線の切断。

配線は半田を溶かして外すのではなくて根元で切断して取り外します。

というのは半田を溶かして外すと、加熱している間に被覆がどんどん溶けていってしまうためです。

配線の引き抜き。

古いハーネスチューブから引き抜きます。

ハーネスチューブの断面。

内径10mmでした。

残った配線の除去。

半田を溶かしながらピンセットで引き抜きます。

配線の残りを除去し、余分な半田を吸い取った状態。

半田吸い取り線で余分な半田は吸い取ります。

配線を除去した部品。

新しいハーネスチューブ。

デイトナ製の内径10mmの物です。

配線の挿入。

配線はパーツクリーナーで掃除しました。

ハーネスチューブへの挿入はちょっときついですが根気良く押し込みます。

グロメットなども通します。

半田付け。

どうも配線にオイルが浸透しているようで半田ののりが良くないので

フラックスを使いました。

完成。

ニュートラルスイッチの端子も交換済みです。

テスターで各系統の抵抗値を測定して問題ないことを確認しておきます。

ニュートラルスイッチのシールワッシャー。

新品を取り寄せたところ、銅製のワッシャがー届きました。

ニュートラルスイッチは樹脂製のため強く締め付けるわけにはいかないので

銅製のワッシャーではシールできないかも。

古いものを液体ガスケット併用で再使用するかガスケットシートから切り出すことにします。