R1-Zレストア(その6・・・キースター燃調キット組み込み)

ネットで注文していたキースターの燃調キットが届いたので、

キャブレターへ組み込みます。

届いたキースター製の燃調キット。

1キャブ分が税抜きで3,000円です。2キャブ分と消費税、送料で合計7,000円。

中身。

1キャブ分3,000円ですがたくさん部品が入っています。

日本製らしいのですがお得すぎです。

ジェット類。

番手違いでメインジェットが6個、スロージェットが3個。

ニードル・メインノズル等。

ニードルも番手違いで4本。

その他。

ニードルバルブ、バルブシート、ドレンスクリュー、チョークプランジャ、スロットルスクリューなど。

ステッカー。

鳩???

純正との比較。

並べてみました。左が純正、右がキースター製です。

ドレンスクリュー。

キースター製はネジ溝がマイナスです。少量生産の切削だとプラス溝というわけにはいきませんね。

チョークプランジャ。

キースター製はスプリングが10mmほど短いです。

スロットルスクリュー。

こちらもネジ溝はマイナスです。

ニードルバルブ。

ほとんど同形状、同寸法でした。

このキースター製のキット、本当に3,000円にしてはお得です。お得すぎです。

それでは組み込んでいきます。

キャブレター本体のスターター(チョーク)経路のパイプの亀裂。

洗浄していて見付けてしまいました。どうも亀裂が発生しやすいらしく、

手元の4台のキャブ全て同様の亀裂が発生していました。圧入シロが大きすぎたんでしょうか?

まあ、チョーク使用時に影響するだけなので(濃くなる可能性有り)、問題ないでしょう。

新品のフロート。

古いフロートには亀裂があったので新品を用意したのですが・・・、

亀裂ではなくて成型時のウェルドライン(樹脂を流し込んだ際の境界部分)のようで、

新品も写真のように同じでした。新品にする必要無かったかも。

油面調整。

1mmほど低かったので調整しました。

組みあがったキャブレター。

燃料ホースへのエルボ追加。

元々車両についていたホースはコックの下で曲げ加工がされていました。

傷んでいたので純正品を取り寄せたのですが、「真っ直ぐ」でした。

そのまま使うと真っ直ぐなホースを折り曲げることになり、閉塞させてしまいそうです。

そこで純正の新品ホースは使わず、汎用のホースにエルボを追加しました。

チョークプランジャ。

上に書きましたが、キースター製のチョークプランジャのスプリングが約10mm短かったため、

スプリングは純正をそのまま使います。チョークが戻りきらないと困るので。

試走。

ちなみにフロントフェンダーは塗装修理中です。

前よりは好調になりました。

ただ、4500回転位で少しボコつく時や10000回転付近で吹けるときと吹けないときがあります。

両気筒間のYPVSのジョイントがガッタガタなのが分かっているので

この辺りが原因でしょうか。

さて、次は腰上を分解点検することにします。

圧縮も低く測定されてるし(標準7kgf/cmに対して約5kgf/cm)、中を見たいような見たくないような。