TL125 その10 リアブレーキ

取外したリアブレーキAssy.。

分解して整備しましょう。

ブレーキシューの厚さ測定。

一番薄い部分で約2mmでした。摩耗限度丁度です。

交換しましょう。

ブレーキシューの取外し。

エイッ、と両手で拡げて取外します。

アーム、カム軸の取外し。

カム軸。

なんとかギリギリ油分が残っている状態でした。

本格的に乗り出す前のこのタイミングで整備して良かったです。

このまま使用を続けていたらカジリが発生していたと思います。

部品の洗浄。

写り込んでいるAZのパーツクリーナー、「超強力」と謳っている割には

油汚れが落ちないような気がします。

ブレーキパネルの洗浄。

洗浄完了。

パネルのカム軸の軸受け部オイルシール。

弾力があり、亀裂などの劣化もみられないのでこのまま使うことにします。

カム軸の挿入。

ここからは組立てです。

しっかりグリスを塗って組みます。

毎度のことですがはみ出たグリスは拭き取ります。

アームの取付け。

インジケーターを入れてからアームを取付けます。

カム軸とアームの●マークを合わせます。

新旧のブレーキシュー。

ブレーキシューはオーナーがストックしていた新品を使用します。

付属していた伝票によると2002年9月購入!でした。

拡大して比較。

ブレーキシューの軸とカムの潤滑。

耐熱性を考慮してワコーズのスレッドコンパウンドを塗布しています。

完成。

分解時と同じように、ブレーキシューをエイッと拡げて取付ければ完成です。

整備前より格段に滑らかに動作するようになりました。

パネルのアクスルシャフト貫通穴。

整備は完了しましたがオマケの記事です。

この穴、写真のように単純な穴ではありません。

シャフトを通すだけなら単純な穴で良いはずですが、なぜか左右を切り欠いた形になっています。

以前整備したCL125も確認したところ、前後共に同じような形でした。

理由をご存じの方がおられましたら、教えて頂けると嬉しいです。