TL125 その13 ワイドステップ取付け

TL125のステップは小さく、長時間乗ると疲れたり足が痛くなったりするようです。

そこで社外品のワイドステップを取付けることになりました。

オーナーより送られてきたワイドステップ。

ピンやスプリングも付属していました。

ステップ拡大。

ノーマルと比較するとかなり大きく感じます。

材質はステンレスのようです。

ノーマルとの比較。

やはりかなり大きいです。

ノーマルステップ。

整備中のため、リアブレーキペダルはありません。

ワイドステップ。

仮組みしてみました。

比較。

gifアニメにしてみました。

ワイドステップの大きさがよく分かります。

これで快適なライディングが実現され・・・、ませんでした。

キックペダルが干渉。

見事に干渉します。

元々キックペダルはノーマルステップとのクリアランスがほとんどないので、

ワイドステップに交換すると完全に干渉してしまいます(汗)。

考えることは皆さん同じで、Webで見つけた対策案は以下の通りでした。

①そのまま使う。

キックペダルのストロークは小さくなりますが、エンジンをかけられないことはないので

そのまま使う。ただしキック時に当然ペダルとステップが当たるので、ペダルの当たる部分に

ゴムシートを巻いて保護している方もいました。

②始動時にペダルを引っ掛けて折り畳んで逃がす。

実はイーハトーブではノーマル状態でもキックペダルとステップが干渉するため、

ペダルを引っ掛けて逃がすためのスプリングがついています。(スゴイ設計!)

これを真似るのですが、スプリングの取り付けは簡単ではありません。

また、キックの度に引っ掛けて、また戻す作業が必要なので使い勝手も今一つです。

スプリングに引っ掛けるのではなく、別の簡単な方法で実現出来れば良いのですが。

ちょっと考えてみます。

③ペダル装着をあきらめる。

これは出来れば避けたいところです・・・。

さて、どうするかオーナーにも相談してみます。

問題なく取付けられると考えていたのですがちょっと甘かった・・・反省。

圧縮ばねと内径14mmのワッシャー。

この部品で対策することにします。

仮組み。

このように組み合わせます。

組み付け完了。

バネのテンションで摩擦を発生させて、

ワイドステップを上げた位置でも保持されるようにしました。

ワイドステップを跳ね上げた状態。

持ち上げると上がった状態で保持されます。

キックペダルが干渉せず、普通に始動できるようになりました。

さらに強い押しばね。

ステップを確実に跳ね上げたままにするために、

強い押しばねに交換して摩擦力をかせぎます。

キックしている最中にステップが戻ってしまったら困るので。

長さ調整。

長すぎるので切断して、座面を整えます。

交換完了。

そのままではキックペダルが干渉してしまいますが、

ワイドステップをつま先でチョイと持ち上げておけば大丈夫。