こちらで紹介したとおり、私はチェーンにエンジンオイルを注油しています。市販のL字型のオイラーで給油しているのですが、チェーンのシール部に給油する際にオイラー先端がズレやすく給油しにくいので、オイラーを改造してみることにします。
準備品。
いつも使用しているのと同型の新品オイラーと金属製のスプレーノズルです。金属製のスプレーノズルはチェーンルブかキャブクリーナーに付属していたものだったと思います。
スプレーノズルの直径チェック。
オイラーの先端にほぼぴったりと入ります。
チェーンに当てがった状態。
オイラーのノズル先端は太いのでシール部から簡単にズレ落ちてしまいますが、スプレーノズルは細いのでズレ落ちそうにありません。
スプレーノズル切断その1。
ペンチで切ったら・・・やっぱり断面が潰れてしまったので、、、
スプレーノズル切断その2。
リューターに切断砥石の組み合わせで変形なしで切断できました。
オイラーとスプレーノズルの接着。
本当はロウ付けでもすれば良いのですが、ノズルは樹脂パイプに圧入されているので無理です。2液混合のエポキシで接着してみます。
ちなみにエポキシですが、耐油性は高いです。昔々、ZXR250でタンクの錆び取りをしたところ穴が開いてしまいました。
ガソリンが漏れる様になってしまったので仕方なく2液混合のエポキシで塞ぎました。その後、2~3年間はそのまま乗っていましたが漏れることはありませんでした。
完成。
それでは使ってみます。
・・・使ってみた感想ですが、ちょっと失敗。
というのはZX-14R純正の江沼製チェーンはシールが薄く溝が狭いこと、外側のリンクプレートがわずかに小さいことから、ノズルがズレ落ちてしまうのです。さらに細いタイプをまた作ることにします。
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と、思っていたのですが、今はこれに落ち着いています。
小型樹脂製オイラー。
小型で使いやすく安価です。確か100円しなかったように思います。