バイクの足回り整備時、車体をジャッキで持ち上げる場面が結構あります。
タイヤ交換、サスペンションの整備の場合などです。
そんな場合、以前は自分の車からパンタグラフジャッキを取り出して使っていました。
しかし、戻し忘れて万が一車がパンクした時にジャッキが載っていないと困ります
(滅多にパンクしないですけど)。
また、ジャッキをあてる部分には、都度ウエスや木の板を入れて養生していたのですが、
面倒な上に不安定です。
そこでバイク整備専用に用意して、さらに改造してみました。
ヤフオクで購入した中古パンタグラフジャッキ(右)。
RX-7(FD3S)の純正車載ジャッキで、軽量化のためにアルミ製です。
一般的なスティール製の物でも良かったのですが、
軽いほうが整備時も扱いやすいかもと思い購入してみました。
昇降用のクランクハンドルはさすがにスティール製かと思っていたら、こちらもアルミ製でした。
左は今まで使用していたトヨタ純正の車載パンタグラフジャッキで重さは約2.0kg、
それに対し今回購入したアルミ製パンタグラフジャッキは約1.5kgでした。
数字上の違い以上に、アルミ製は軽く感じます。
クランクハンドル接続部の比較。
右の今回購入したジャッキは手だけでも回しやすい形になっています。
バイクに使う場合は負荷が軽く、手回しで操作できることも多いので便利です。
改造して先端に取り付けるゴムパッド。
ジャッキアップ時、ジャッキ先端がバイクに傷を付けそうな場合は木片などを挟んでいました。
しかし、面倒な上に不安定なので、ゴムパッドを取り付けてしまいます。
ちょうど良いものが金物屋で見つかりました。
硬質のゴムパッドで、滑り止めにもなります。
ジャッキ先端の加工。
ゴムパッド取り付け用のネジ穴をドリルとタップで加工します。
完成。
ゴムパッドをネジとロックナットで取り付けました。
R1-Zでの使用例。
チェーン給油やリアホイールを外す時、このようにセットして使います。
あらかじめサイドスタンド先端には木片を入れてゲタを履かせています。
同じようにエンジン下の右前周辺をジャッキアップすれば、フロントタイヤを持ち上げることもできます。
エンジン脱着時にエンジンを支えたりするのにも使えるので1つ用意しておくと便利です。
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2020/4、使い勝手を向上させるべく、さらに改造したので追記。
駆動部へのソケットアダプタの取り付け。
アダプタの取り付けによって、手持ちのレンチが使えるようになります。
取り付け部は厚く、そのままでは取り付けが出来なかったので、
グラインダーで少し削って薄くしました。
使用例。
持ち上げる場合、手でツマミを回しきれないことがありますが、
そんな時は手持ちのラチェットをつないで簡単に持ち上げられます。
1つ作っておくと便利なのでおすすめです。