残念な工具

HOZANの圧着ペンチ P-706。

一流メーカーなのにちょっと残念なのです。

まず、手が痛い!強く握ると、グリップが細いので手が痛い!

次に圧着部の配列ですが、サイズの大きな(=圧着力がより必要な)ダイスが支点側にあるべきだと思うのですが逆になってしまっています。

なので大きなサイズの方が力を入れにくいというおかしなことになっていて、頑張って強く握るとますます手がイタタ!!となるのです。

結果として圧着が不十分で抜けてしまうことがあり、半田を併用しなければなりません。

・・・ということで買い換えます。

新しく購入した圧着ペンチ(右)。HOZANのP-707です。

左のP-706と比較すると一回り大きい上にトグル機構になっていて十分な圧着力が得られます。

グリップも厚くなっていて手が痛くなりません。

ダイスの配置。

こちらはサイズの大きなダイスが支点に近い側に配置されていて

しっかり圧着が出来そうです。

テスト圧着結果。

芯線を確実に圧着できました。芯線だけを圧着した状態でコードを強く引っ張っても抜けることはなく

純正ハーネスレベルの強度があります。半田を流す作業は不要です。

P-706の定価5,565円に対してP-707は8,925円と高価なのが欠点ですが良い工具だと思います。

(※定価は2013/3現在、HOZANのHP調べ)