夏の暑さはどこへやら、めっきり寒くなりました。ここ長野県松本市では明け方の最低気温が0℃近くになる日もチラホラ。寒い寒い。もう明日から11月なので例年通りなのですが。
私は1年中バイクに乗りますが冬に遠出はしません、というかここ長野県では路面が凍結することもあるので遠出出来ません。なので本格的に寒くなる前にしっかり走っておきたい。コロナは落ち着いてきてはいるけれど混雑しなくて暗くなる前に帰ってこれるちょうど良い場所はないだろうか。
そこで今回は少し前から気になっていた岩村城跡へ行ってみました。岩村城跡は長野県のお隣、岐阜県にあって立派な石垣があるらしい。いざ出立。
岐阜県 中津川IC。
中央道をブーンと走ってやってきました。道中の気温は10℃前後、さらに小雨に降られてしまいました。寒い寒い。
そんな中でグリップヒーターが役立ちました。装着しておいて助かった。
岩村城跡駐車場に設置の案内図。
中津川ICから一般道をしばらく走って到着です。ここから本丸跡までは歩いて攻め込みます。所要時間は20分、結構な上り坂らしい。出陣!
本丸へ続く道。
急な上り坂が続きます。兜や甲冑、刀などの重い装備をして攻め上がるのはイヤです。
石垣に残る木の根。
石垣に木が根付くとは驚きです。他では見たことありません。生命力に驚くばかり。
本丸手前。
「立体的」で楽しい。以前ツーリングで訪れた広島県の尾道市と共通するものがあります。尾道市は瀬戸内海に面した斜面に街があってとても興味深かった。
本丸跡より。
今に残るは石垣のみ。天守が残っていればどんなに素晴らしかったでしょう。建物は明治期の廃城令で取り壊れてしまったそうな。残念。
本丸下の6段の石垣。
重機もない時代によく積んだもんです。石を運んでくるのも大変、周りの石に合わせて整形するのも大変。1日に積める石の数はせいぜい10個位だったと推測しますがどうたったんでしょうか。
岩村城跡、楽しめました。もう少し遅い時期に訪れれば紅葉も楽しめたでしょう。
中山道 広重美術館。
岩村城跡を後にして昼食をとりました。そのまま帰宅しようとも考えましたがもう1ヵ所位どこかに寄っていきたい。そんな時たまたま目にした標識に「中山道 広重美術館」の案内。江戸時代の浮世絵画家、歌川広重の作品を展示しているらしい。絵画、浮世絵には疎い私ですが、行ってみれば楽しいかもしれない。立ち寄ってみました。
館内には江戸時代の中山道の宿場毎に描かれた作品が多数展示されていて、当時の人々の旅の様子や生活を知ることができます。当たり前ですが当時の移動は基本徒歩です。歩きやすいスニーカーがあるわけでもなく、よく歩いたもんです。それこそ旅の途中で行き倒れになりそう。山賊とかはいたんでしょうか???
版画の体験コーナー。
浮世絵の解説コーナーの一角にありました。多色刷りの版画を体験することができます。試してみましょう。
紙への印刷。
版にローラーでインクを塗り、紙をそっと載せてバレンで擦ります。この作業を色毎に行います。
完成。
浮世絵版画っぽくなりました。ちなみにこれは長野県の洗馬(せば)宿にちなんだ作品。
明日からはもう11月。このままあっという間に2021年も暮れそうです。