赤沢自然休養林・木曽町福島(2019/4/29)

私は現在、長野県松本市に住んでいます。

しかし子供の頃、父の仕事の関係で長野県内を中心に何回か引っ越しました。

今回行った木曽町福島には小学校2、3年の時に2年間住んでいました。

また、その時に隣の上松町の赤沢自然休養林(赤沢美林)に家族で観光に出掛けました。

久々に行ってみます。

自宅出発前。

日帰りツーリングなので荷物は少なめ。

桜。

道の駅「木曽ならかわ」にて。

木曽路の春は遅いです。

松本の自宅周辺ではすっかり葉桜ですが、ここではまだ咲いていました。

展示されていた長野冬季五輪のメダル。

もう20年以上経つのか・・・。

そして明日で平成も終わり。

到着。

自宅出発から約2時間、最初の目的地の赤沢自然休養林に到着。

ここでは、復活運転されている森林鉄道に乗ります。

バイクは吊橋近くの指定場所に駐車します。

駐車料金は150円でした。

森林鉄道の乗車券。

切符は、焼印が押された木札です。

粋ですな。

料金は800円。

乗車。

トロッコ列車に乗ります。

走行中。

美しい木々、渓流を横目に、ゴトゴトとゆっくり走ります。

車窓から眺める渓流。

30年以上前と同じで、水は透明で綺麗でした。

ただ当時、森林鉄道は廃止と復活の間の時期で、運行されていませんでしたが。

客車。

ディーゼル機関車が5両の客車を引きます。

ディーゼル機関車の付け換え中。

帰りの運行に備えて、機関車を客車の反対側に回します。

「機回し」と呼ぶそうです。

機関車をバックに記念撮影中の外国人観光客。

他にも何組か外国人観光客が訪れていました。

日本中で外国人観光客が増えていますが、

それほど有名でもない山奥のここまで訪れていることに驚きです。

戻っていく列車。

これに乗ることも出来るのですが、散策しながら歩いて戻ることにします。

留置されていた貨車や客車。

オモチャみたいで面白い。

木製の客車は、朽ちて壊れてきてしまっているのが残念。

連結器。

楕円形のリングに、お互いの車両のピンを差し込むだけ。

シンプルです。

保線のための工具の展示。

森林鉄道記念館に展示されています。

この手動ドリル(ハンドボール)、使ってみたいなあ。

レールを曲げる工具。

車庫の中に立てかけてありました。

「ジンクロ」と呼ぶらしいです。

森林鉄道の曲線のアールは小さいので、これでレールを曲げながら敷設するようです。

アメリカ、ボールドウィン社製蒸気機関車。

かつて使われていた蒸気機関車です。

残念ながら現在は自走できないので展示だけです。

蒸気機関車の銘板。

1929年生まれ、御歳90歳。

レストアされて、再び自走するようになったら素敵ですが、簡単ではないでしょうね。

木材運搬の様子。

かつては、山から切り出した木をこうやって運び出していたそうです。

森林鉄道乗場近くで食べた昼食。

「そば」らしき物、と書いてしまいます。

買った食券を自分でカウンターへ出すので、厨房が丸見えなのですが、

麺は業務用の冷凍品、ツユは一般の市販品でした。

食べてみると、そばの味はほとんどせず、ツユは水で薄めすぎ。

まったく美味しくありません。

さらに、さほどの混雑でもないのに、注文から15分ほど経っても呼ばれませんでした。

問い合わせてみると、調理を忘れられていた様子・・・。

そして、お値段は800円!

食べている途中で、「どこかで美味しいそばを食べ直そう」と思ったのでした。

★☆☆☆☆

ここで昼食を食べることは、二度とないでしょう。

森林鉄道は良かっただけに、まったくもって残念。

「くるまや本店」。

赤沢自然休養林をあとにして、木曽町福島のそば店にやってきました。

この辺りでは有名なそば店で、大勢の方が順番待ちをしています。

「口直しするぞ!」

「崖家(がけや)づくり」の家。

そば屋の待ち時間を潰すため、周辺を少し散策した際に撮影。

崖家づくりは、この辺りの伝統的な家屋で、川にせり出すように建てられています。

木曽谷は狭く、家を建てられる場所に限りがあることから考えられたようです。

地鶏そば、1270円。

普段なら、ざるそばを注文するところですが、肌寒かったので、暖かいそばにしました。

濃厚で美味しかったです。

そば湯とそれを飲むためのツユも付いてきました。

★★★★☆

昔、冬にソリ遊びをした斜面。

記憶を頼りに行ってみました。

おお、確かにこの場所だったぞ。

感激!

ソリ遊びをした斜面から眺める町。

大きな赤い屋根の建物は、私が通っていた小学校。

学校の裏山で栃の実を拾ったっけ。

私が持ち帰った実を見た母は、栗かと思って一瞬だけ喜んだそうです。

栃の実も食べられるそうですが、食べるまでの手間が大変な割りには、

あまり美味しくないとか。

昔住んでいた家の前の小路。

家は、酒屋さんの斜め前辺りでした。

どうやら住んでいた家は建て替えられたようです。

住んでいた当時でさえ古かったので、無理もないか。

木曽福島駅前に展示されている蒸気機関車。

当時、この機関車によく遊びにきていました。

機関車にのったり、駅を発着する列車を眺めたりしていました。

当時は自由にのったりできたのですが、現在は「のらないでください」の表示。

残念。

運転室。

のれないので、地上から腕を伸ばして撮影。

写真のように現在は火室に蓋がされてしまっていますが、

当時はこの中に入った記憶があります。

閉じ込めの恐れとか考えると、今では考えられません。

おおらかな時代でした。

お土産。

木曽の有名な日本酒「七笑」、すんき漬け(赤カブの茎の漬物)、ヒノキの玉。

ヒノキの玉は、お風呂に入れて香りを楽しんだり、オモチャにしたりします。

日帰りの小ツーリングでしたが、子供の頃を懐かしむことが出来た、

楽しいツーリングでした。