関(岐阜県)2019/7/15

梅雨の雨の合間、岐阜県の関市に行きました。

関市は古来から、日本刀などの刃物の生産で有名な町です。

行きたかった理由は2つあります。

1つ目は、日本刀をしっかりと一度見たかったことです。

「日本刀を鑑賞するのが好き」という会社のメンバーの話を聞いてから、

私もじっくり見てみたいと思ったのです。

日本刀の資料館へ行ってみます。

2つ目は、キャンプ用ナイフを買い換えたいと思っていることです。

今使っているキャンプ用のナイフは、渓流釣りに使うために15年以上前に購入した物です。

鮮度維持のため、釣った魚の内臓を取り除くために買ったものなのですが、

キャンプの調理に使うには、全体に小ぶりで使いにくいのです。

もう少し大きく、包丁に近い形状のナイフが欲しいと思っています。

今回のルート。

時計回りに1周しました。

走行距離416km、給油量22.6L、燃費18.4km/Lでした。

9時、自宅を出発。

今年の梅雨は本当に梅雨らしく、雨ばかり降っています。

この日も夜から雨の予報です。

あまり遅くならないうちに帰ってきましょう。

富加関(とみか せき)インター。

上信越道、中央道、東海環状自動車道を経由してきました。

途中、恵那山トンネル付近では雨に降られました。

しかし一瞬だったので、レインウェアを着ずに済みました。

関 鍛冶伝承館。

日本刀の歴史、製法の資料館です。

入館料300円を支払って見学します。

伝承館内部。

これは日本刀の鍛錬の様子です。

日本刀の製造工程での変化。

途中までは直線状、真っ直ぐです。

焼き(熱処理)を入れると、日本刀独特の反った形になります。

原料の玉鋼(たまはがね)。

砂鉄を原料に作られます。

鉄なので、重いのでしょうね。

持ってみることは出来ないのが残念。

刀を収める鞘の製造工程。

朴(ほお)の木を2枚合わせにしたモナカ構造なんですね。

日本刀の展示。

美しいです。

本来は武器なわけですが、芸術品、工芸品と呼ぶにふさわしいものです。

愛好家がいるのもうなずけました。

日本刀の重さの体験コーナー。

実物の日本刀を握って持つことが出来ます。

日本刀を持つのは初めてでしたが、なんとも適度な重さ、バランスだと感じました。

展示のこの刀の重さは、約1,000gだそうです。

何百年もの歴史を経て、進化してきたのでしょう。

ちなみにこの日本刀、刃は研がれていません。

また、ガラスケースの中から取り出したり、振り下ろしたりはできなくしてあるので安全です。

脇差(短刀)の側面に刻まれた百人一首の歌と歌人。

幅3cmほどの刃の側面に、びっしりと細密に刻まれています。

製作は昭和2年、手作業で刻んだと思われますが、驚異の加工技術です。

これを神技といわず何というべきでしょうか。

凄い。

昼食の「鮎定食」、税込み1490円。

鮎の塩焼き、鮎のフライ、鮎そうめん、小鉢、ご飯、お漬物。

この辺りは鰻が有名だそうです。

しかし、鰻丼は3,000円位していたので断念、

同じくこの辺りで有名な鮎を頂くことにしました。

鮎の塩焼き、塩が強すぎで鮎の味をあまり感じられませんでした。

残念。

刃物会館。

刃物の直売所です。

包丁を中心に、多くの種類の刃物が販売されています。

種類が多すぎて、逆に選びにくいかも!?

刃物屋「山秀」にて。

刃物会館とは別の販売店です。

こちらは包丁や日本刀の製造工程の紹介コーナーがありました。

海の日の今日、ナイフを多く扱っている店は祝日のためお休みなのでした。

気に入ったナイフがあれば買っても良いかなあと思っていたので残念です。

最近は通信販売で物を買うことが多いですが、持った時の感触を確認したいので、

お店で買いたいのです。

またの機会にしましょう。

東海北陸自動車道 美濃IC。

さて、雨が降らないうちに帰ります。

中央道経由で来た道を戻れば一番早く帰れます。

しかしそれではあまりにもつまらないので、別ルート、

東海北陸自動車道、高山、安房峠経由で帰ります。

お土産。

富山産の押し寿司です。

途中の岐阜県のサービスエリア、ひるがの高原で販売されていたので買いました。

岐阜県のお土産ではありませんが良いのです、美味しいので。

家族にも好評でした。

梅雨のさなかのツーリングでしたが、雨にほとんど降られずに帰宅できました。

帰宅後、荷物を降ろし、チェーンに給油しようとバイクに戻ると雨が降ってきました。

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