高遠(伊那市)2021/3/7

そばばかり食べている。

社員食堂でそばをすすり、土日もどちらかはそばを茹でる。

ツーリングに出掛けてもそばを食べる。

いや、そばを食べにツーリングに出掛けているのかもしれない。

そんな私が少し前から気になっていたのが「高遠そば」である。

高遠は私の住む松本市から少し南、桜祭りで有名な町だ。

そのご当地そばが高遠そばなのである。

高遠そばの特徴はつゆにある。

一般的にそばのつゆは醤油をベースに作られたものだ。

しかし高遠そばのつゆは変わっていて、大根おろしのしぼり汁にみそを加えたものだ。

そば好きとしては一度は味わってみなければならぬ。

気温は3℃、グリップヒーターの電源を入れて走り出したのであった。

1軒目、「七面亭」にて。

なるほど、これが高遠そばですか。

すり鉢でみそを溶かし、薬味を加えていただきます。

ズルズル、ふーむ。

2軒目、「紅さくら」にて。

物足りなかったので2軒目です。

高遠そばでは小鉢がつくのが一般的らしい。

この店では饅頭もつきました。

大根のしぼり汁に溶かすのは焼きみそです。

そばの脇の竹べらに乗ったものがそれです。

ズルズル、ズルズル。

ふーむ。

むー。

・・・普通の、醤油ベースのつゆのそばで良いです、私。

いや、高遠そばも美味しいのですよ。

しかし、シンプルな醤油ベースのつゆのほうが私には美味しいです。

お値段も安いし。

高遠城址公園にて。

そばを食べた後で立ち寄りました。

かつての城郭は、桜に生まれ変わったのでした。

1ヶ月後には一面の薄紅色に染まるでしょう。

さくら祭りはここで毎年行われます。

コロナ禍で昨年は中止されたそうですが、饅頭店で尋ねたところ今年は実施されそうとのことでした。

その饅頭店、創業明治8年の「老舗亀まん」。

ここの饅頭、美味しいのです。

円満にツーリングに出掛けるには、美味しいお土産が不可欠です。

饅頭10個の詰め合わせを買って帰りました。

高遠のお土産におすすめです。